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一寸先は

2021年09月03日 | 生活・ニュース

 父の55回目の祥月命日。これまでにない頭痛を訴え出勤できないので往診を依頼した。様子を見ましょう、ということで診察は終わった。頭痛は治まらず、親戚の車を借り当時の国病へ向かった。すぐに診断が下され入院。1カ月後、経過は良く主治医から退院の相談を受けていた。ところが虫の知らせで夕方病室に駆け付けた私の目のまえで再発、およそ2時間後に亡くなった。

 父の発病も、再発も、そして還らぬ人となることなど家族の誰も予知していないことだった。落ち着いて思い返せば「一寸先は闇」ということだろうか。一寸先は、ほんの少し先の未来を表す。未来は闇の中にあって、ほんの少し先でも何が起こるか前もって知ることはできない、未来のことは予測できないということになる。

 外に目を向ける。正午前に「菅総理、総裁選不出馬」がTV画面で速報された。今日は総裁選に備えての自民党役員改選についての打ち合わせということで、誰が幹事長を引き受けるか注目されていた。不出馬は「総裁選に使うエネルギーをコロナ対策に専任(?)」とコメントされた。昨日、不出馬か、といううわさが流れたが、すぐに否定されてはいた。前兆はあったのか。

 政治の世界でも「一寸先は闇」と例えられることはよくある。今回の総裁選は前回と違い、若手議員からの不協和音が多く報道されていたことを思えば、これがボディーブローとなったかもしれない。総裁選も蓋を開けてみないと何が起きるかわからない、まさに一寸先は闇、しかし、政治でそれは許されない。
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