日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

押印不要

2021年09月27日 | 生活・ニュース

 日本年金機構から「令和4年分扶養親族等申告作成と提出」の書類が届いた。もうそうした時期になったのかと思う。2年目のコロナ、コロナ、今はこれに合わせ全く関係ない総裁選が加わり、気ぜわしい感じになっている。今年の申告書作成で変わったのは、署名の後の「押印」が不要になった。それは税制改正に伴う変更点と断ってある。

 閣議決定の規制改革実施計画に基づき、各省庁で「押印を求める手続の見直し」が行われた。地方自治体もこれに伴って押印不要の手続きが増える。この押印不要が、どれほど規制改革の意味を成すのか分からないが、現役時代のことを思い出す。ある工場長名の書類を工場長印(丸印)で提出したら受理されなかった。理由は工場印(角印)の無いことだった。そんな厳しい時もあった。

 調整済の案件に決裁印を押しながら「この小さな印でも、押すことで会社が続く限り責任を負うことになる」。これは工場の課長が私に話した内容、その人は工場長、本店の部長、役員、そして社長へと進んだ。名字だけの丸印だが、保管は厳重で、いつも課長机の鍵のついた引き出しから印を出す課長だった。そんな時代もあったと思い出す。

 なにはともあれ、この申告書を期日までに提出しておかないと、毎回の年金から所得税を引かれ、年金の受け取りがますます少額になる。確定申告申告の手間も省ける。こうした申告手続きもやがてライン化されるのだろうか。それにしてもレジタル庁、隠されている発足前からの接待が表面化する。デジタル化の暁には接待も即表面化されることを願う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする