日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

イノシシの風呂

2021年09月12日 | 地域

 どうしてお風呂に入るのだろう。夏以外は湯船につかるが夏はシャワーで済ますのが私の入浴方法の原則になっている。風呂やシャワーを浴びるのは、体の汚れを落として綺麗になる。そして、湯船につかると「疲れが取れる、リラックスできる」、こんな効果も感じる。寒い時はプラスして体が温まる。これは筋肉がほぐれ血行が良くなると説明がある。

 動物園を住まいにする動物たちは施設で体を綺麗にしてもらっている、野生の猿の集団が人工的な天然温泉で暖を喜ぶシーンも見る。アフリカ大陸の野生の動物や鳥類たちが水で体を綺麗にする映像もある。その水が清澄なものでなく、水が混じって柔らかくなった土の中で体を転がし体全体を泥まみれにする姿も珍しくない。

 仲間との共同農園の片隅に泥水のたまりを見つけた。長さ1.5㍍。幅0.5㍍、深いところで0,3㍍くらい、農園作業に必要とするものではない。そこで、仲間うちで農作業に詳しい人に聞くと即答で「イノシシの風呂」と教わった。推察するに、猪も生き延びるために体に付着する虫などを取り除くために天然風呂を作っているようだ。

 猪の人里へのお出まし、特に農業関係者にとっての獣害は大きな問題になっている。今日の作業仲間の一人が電気柵など対策はしているが「ごっそりやられた」と悔しがる。共同農園は国道沿いだが、猪の風呂は国道からも近くの民家からも離れており、猪家族総出で入浴しているかもしれない。周辺の農地は宅地や太陽光パネルへの用地化が進み耕作地は年々減少している。こうした地域の有効な害獣対策はあるのだろうか。
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