日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

蚊帳の外から

2021年09月15日 | 社会 政治

 アキラのズンドコ節に「ウインクしている街あかり」という一節がある。哀調をおびたちょっと切ない気持ちが歌われていた。ウインクは「合図のために片目でまばたきすること、また、そのようにして色目を使うこと。目くばせ」のあと「思わせぶりにウインクする」例文が載っている。

 自民党総裁選、当選すれば日本の総理大臣となる。国会議員を志し赤絨毯を踏みしめたからには、その誰もが何度かはその地位に思いを致しただろう。その総裁選がまもなく始まるが、その事前報道がコロナ禍を忘れさせそうだ。立候補予定者について政治信念を封印した、発表した政策内容がトーンダウンした、旧態のままの政治姿勢を継承する、様々な報道がある。

 しかし、ほんの一握りの者にしか総裁の投票権はなく、ほとんどの国民は当事者から外れている。これを蚊帳の外、と教えられている。不思議なもので、蚊帳の外に置かれると投票にまつわる派閥とその実力者の姿、同じ党なのに路線の違い、人間関係のしらがみなどばかりで、国民のための国家観をどこにも持っていないことがよく分かる。

 総裁選の候補は出馬表明3名、さらに1名が準備中と今夕の報道。選挙は明後日17日から、蚊帳の外までウインクなど送ってこないが、これからの生活に直接影響するだけに知らぬ顔で済ましてはいけない。良く注視し、すぐ後に縮く院選でその答えを出さないといけない。ちょっと不気味なキャップに出会いそんなことを思わされた、ではなく考えた。
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