日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

水たまりの生き方

2021年09月14日 | 生活・ニュース

 強い台風14号は、東シナ海でほとんど足踏み状態、進路予想図では停滞しているように見える。17日ころからは偏西風に押されて北北東へ進み始め、18日は日本海上で温帯低気圧に変わるという。すでに九州地方では今年何度目かの大雨に見舞われている。これは台風の進路上に停滞する雨前線の影響という。米の収穫作業が気になる。 

 そんな台風の予兆なのか朝から小雨が降ったりやんだり、しばらくは雨模様の日が続きそうな予報になっている。出かけた先の駐車場、空きは少ないがいい場所に止められた。駐車場にはいいくつかの浅い水たまりができている。静かに降る雨で溜まりに出来る波紋は、五線を自由に動く音符の符頭(たま)のようで世界で一つの音楽を奏でているのかもしれない。

 そんな音符のある溜まりを車が通ると溜まっていた水は押しのけられる。しばらくすると再び波紋が現れ演奏を始める。それは、何事も無かったかのよう奏でているが、前の曲との違いは私には読めない。ふと、これまでの生活や人の世界では今まで気づいたことのない物を見た気がした。

 日ごろは何も思わないか、邪魔だなあくらいに思い避けて通り過ぎる水たまり。たまたまだが、ジーット見てると生きているような思いになる。雨が降れば現れ、雨が止めばその姿を消してしまうという水たまり、そこには小さな飾りや装いもなく自然の流れのままであるという「無為自然」の生き方だろうか。人も斯くあるべしか。
コメント
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