日々のことを徒然に

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採種間違い

2019年07月22日 | 生活・ニュース

 朝顔が咲き終わると採種し翌年のために保存する。これはいつの頃からか続くわが家の恒例の作業になっている。その年その年の咲き具合には記憶に残るあれこれがある。投稿の題材になったことや体調を崩した家内に元気をくれたりと、同じ種なのに気持ちの持ち方ひとつで花からの伝わり方が変わる。

 一昨年、長く癒してくれた花が小さくなり採種をあきらめ感謝しながら暇を出した。新しい種から苗を育て新生朝顔を楽しんだ。特に家内は毎朝のカーテン開けを楽しんでいた。秋になり、例年どおり花色ごとに付けた目印に従って採種した。ところが目印のつけ間違なのか今年は赤と桃の色の花が無し。大方が白だった。こんなことは初めて、加齢化現象かと少々気にしている。

 白は清純・純潔のイメージということで気休めしている。白に遠慮して咲く濃紺の花が妙に力強く見える。そんな花たち、続く雨に打たれながらも咲き続けている。日の出の頃に咲く花も咲く位置でその姿を保つ時間が違う。葉の陰に咲くと雨に打たれず日暮れまで楽しませるが、空を見上げて咲くと、雨足で押さえられ漏斗形の花姿は哀れな形に変わっている。

 花は咲く場所を選べない。晴れた日に空を見上げて咲いた花は人の目につくし誇らしげに写る。葉陰に咲くと見落とされるかもしれない。雨か晴かで真逆の姿になるがこれは自然の定めと理解できる。子どもを虐待死させた親の裁判記事を読みながら、子どもは保護し護ってやらなければならない。どうして育児できなかったのかなど思いながら、花の色違いなど些細なこととしぼんだ花を取り除く。
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