日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

歌は世につれ

2019年07月02日 | 生活・ニュース

 「歌は世につれ世は歌につれ」と昔からのことわざがある。歌は世の成り行きにつれて変わり、世のあり様も歌の流行によって影響される。その顕著な例が戦時だろう。戦時下では戦争賛美の歌が奨励された。歌だけではない、書くもの読むもの、観るもの全てがそうだった。終戦とともに反転し時の流行歌に戦時を忘れさせた。

 今はどうだろう。SNSやツイッターにつられて世が作られているように思うのは料簡が狭いのだろうか。あるに朝思いついてツイートしたら翌日には米朝のトップ会談が実現、それを中継で見る。とうてい歌の世界では間に合わない。明日には何がどう変わるかAIもわからないだろう。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」ともいう。桜の花が三日見ないうちに散ってしまうように、世の中の移り変わりの激しいことをあらわすという悠長な時代は消えた。

 2019年も後半になった。日数的には今日の正午が折り返しになるそうだ。日数計算はさておき、時間というか月日というか早く経つように感じる。現役時代、仕事をこなすのにもう少し時間が欲しい、そう思った時間の早さとは感覚が違う。毎日ぼーとしないようにあれこれしているが、身体機能や能力減衰による感覚だろうか。365日から年齢を減じた日数がその人の1年というから、毎年短くなる。

 私的にはラジオ歌謡やラジオドラマのテーマ曲などが音楽の出会い、耳で覚えたからだろうか初期のころからの歌も記憶しているものがある。歌は人前では歌えないが、カラオケ時代は演歌一本で定年まで、そこで歌は途切れる。最近の歌か踊か分からない番組映像にチャンネルを合わさない。世に疎い一人にならぬよう文字は打ち込んだり読んだり努力はしている。
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