厚労大臣が「新型コロナウイルス感染症と闘う上で大きな役割を果たす」と述べるワクチンがベルギーから昨日の午前、羽田空港に到着した。当初の予定より2日早く到着したのは「接種開始へ早く形をつけてくれ」という総理の意向を受けてという。内閣支持率の下落が続く内閣にとってワクチンはまさに命綱だろう。
しかし、到着したワクチンは特例承認すると決まっているが、正式承認は明日14日で到着時点では未承認ワクチンだ。承認ありきの措置ということは素人でもわかる。このワクチンについて、国民に分かりやすく説明すると国は説明しているが、その説明はまだ届いていないまま17日ら接種が始まる。大丈夫だろうか。
市内の接種開始時期は準備出来次第ということで未定だが次の順で接種になる。1番は医療従事者、2番目は高齢者で1957(昭和32)年4月1日以前に生まれた人、3番目が高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設等で従事している人、最後の4番目はそれ以外の人、と市のHP 載っている。
コロナワクチンに関する解説記事で「政権延命 ワクチン頼み」とある。与党幹部は「秋までの衆院選を考えると、首相が求心力を取り戻す唯一のシナリオ」、それはワクチン普及で感染を下火にし、国民に安心感を持ってもらい景気回復や五輪成功につなげるという。そのために突貫工事のような接種計画になるのだろう。感染防止は国民のためというより議員自らの選挙に関連している。これでいいのだろうか。