日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

原生林の薄化粧

2021年02月20日 | しっちょる岩国

 先日、今冬2度めの雪の朝、澄み渡る真っ青な空を背景にして岩国城が朝日に輝いている。城は我が家から直線で1.5㌔くらい離れているがいつ眺めても飽きることのない光景、この眺めを求めて家を建てたわけではないが贅沢している。特にこの季節の雪景色には感動する。岩国城は初代藩主の吉川広家が、錦川が山裾を取り巻く山の頂に1608年築城、現在の城は1962年に復元された。

 築城されたのは城山、標高300㍍で城のある場所は同200㍍。この城山は広家入国以来約400年斧を入れぬため原生林となっており、林野庁から「自然休養林」として指定を受けている。全山がシイなどの常緑広葉樹に包まれ、春の緑褐色の若葉は美しい。成長すると樹冠がドーム型になりブロッコリーが集まったように見える。樹木の種類は約2,000種。草木類は350種。シダ類約100種を数え、暖地性の植物も多く、学術的に注目される植物も多くある(「いわくに通になろう」参照)。

 吉川公園に連なる紅葉谷公園から登山道を歩いて上る。我が家から城まで急ぎ足でおよそ1時間、最近はゆっくりで時間を測らないことにしているが、上る頻度は大幅減となっている。途中は森林浴をしながら城下を眺めながら町の変化をうかがっている。

 この原生林の中を磁石と地図を使って指示された地点を見つけ、通過して目的地に達する時間を競うオリエンテーリングのパーマネントコースがあった。2度ばかり挑戦したが麓から急斜面を上り城一帯を歩き、尾根を上り護館神、さらに尾根を歩き急斜面を下るコースだった。今はどうなっているのだろう。
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