日々のことを徒然に

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アマビエに託す

2021年02月04日 | 社会 政治

 「アマビエ」、コロナ感染が広まり「おおごとになる」につれ見聞きしてはいたが詳しいことは知らなかった。それがコロナ封じの妖怪だと聞き、いろいろ考える人がいるもんだくらいに軽く思っていた。ある家を訪問したとき、日本茶に添えて出された饅頭の飾りを眺めていると「娘が買って来たんですがアマビエです」と教えられた。ここまではびこっているのか、私の情報音痴にあきれた。

 ネットにはいろいろと載っている。アマエビは日本に伝わる妖怪。海中から光を輝かせるなどの現象を起こし、豊作や疫病などに関する予言をしたと伝えられる。その妖怪の話とその姿を描いたのは肥後の国の役人で、弘化3(1846)年4月に刊行された木版画が「『肥後国海中の怪(アマビエの図)』(京都大学附属図書館所蔵)」として残されている、とある。

 その図を見ると長い髪、とがった口ばし、うろこのような体、3本の足のような羽のような、不思議な姿をしている。「病気が流行するので私の姿を写して人々に見せよ」と言ったとかもあってか、国の薦める新型コロナウイルス接触確認アプリのココア(COCOA)にもこの姿が使われている。木版画の顔は左向きだがアプリでは右を向いている違いはある。

 コロナ感染が始まって1年、遅れに遅れてようやく知ったアマビエ、肥後の役人が見てからこれまでにどのくらい登場して人々救ったのだろうか。しかし、感染拡大を防ぐ切り札のCOCOA、アンドロイド版が昨年9月末から今日まで4カ月以上、機能していないことが分かった。私はアンドロイド、こんなことでデジタル庁は大丈夫だろうか。
コメント (2)
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