正直、最近のTV-CMは何を宣伝し何を知らせようとしているのか私の理解力では伝わってこない内容が多い。フラッシュの様にパッパッと切り替わる映像、そこに挿入されている激しい踊り、早口で歌うカタカナや英字混ざりの早いテンポの歌などはちんぷんかんぷん、高齢化現象の一つと思えば気は楽だが。
そんななかで、最近目を引き付けらされた「アマゾンプライム モーターバイク」の30秒。好感の青年が、訪ねた先のおばあさんをバイクの後席に乗せて、両側菜の花畑の中の道を走るCM。どうしておばあさん乗せたのか、知りたくなり検索していると「アマゾンプライム CM モーターバイク編 90秒」を見つけた。なんと450万回近くも見られている素敵なドラマ仕立てになっていた。多くの人が何かを感じたCMだと思いほっとした。
青年のスマホに届いた母からの短い文章、それを読み行動に移る青年。会話なしの90秒だが「青年とおばあさん」二人の仕草と表情を見せるだけで素晴らしいドラマが完成されている。折り込まれたCM、あの場面がCMだった、見終わってから感じた。
CMは民放の収入源だからやめるわけにはいかない。しかし、番組を中断して挿入される1本15秒程のCMが10本も12本も、2分半から3分近く入る。CM時間はトイレ休憩と評した人もあったが、短い間隔で中断されるほどトイレに用はない。初めて見たドラマ仕立てのCMならトイレに立たず見続ける。CM料など全く知らないままの勝手な思い。