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データ改ざん

2017年10月11日 | 社会 政治

 「神戸製鋼強度改ざん」の大見出しに驚く。「改ざんは、字句などを改めなおす。多くは不当に改めるために場合に用いる(広辞苑)」。続報では「神鋼改ざん影響拡大」の見出しとなり、約10年前から、アルミと銅製品で顧客と契約した性能を満たさなない製品について、検査証明書のデータを書き換えて合格品の装うってきた、と記事は続く。

 データ改ざんしたアルミを使ったメーカーと関連商品の一覧を見ると、車も新幹線も大丈夫か、身近にあるバイクやエアコン、空高く飛ぶ航空機など心配事は重なる。一部では影響ないという報告もあるそうだが、予定の期間使用に耐える保証はあるのか、改ざんアルミの部品が隣接する部品に影響を与えないか、命に関わるものだけに徹底した検査検証を願いたい。それにしても、このところの国内一流企業の信頼を揺るがせる嘆かわしい報道にあきれる。現役時代、化学プラントで石化製品製造を経験した。運転データ改ざんなど思いもしなかったと言い切る。

 日本の衛星利用測位システム(GPS)構築のための「みちびき4号」が10日に打ち上げられ衛星は予定の軌道に投入され成功した。これを打ち上げたH2Aロケットエンジンの一部に神鋼のデータ改ざんアルミが使われていたと報道。これが原因で成功しなかったらと思うと複雑な気持ちになる。

 打上げを待っていたみちびき4号、これまでの3機と合わせ4機体制で2018年から誤差の少ない運用が可能という。その制度は現在の百分の一、という報道もある。地上で数㌢程の誤差ならこれを利用した新事業が幾つも計画されているというから楽しみが生まれる。みちびきからのデータ改ざんは無いと信じるが、万一故障が起きたときの対応は決まっているのだろうか。おせっかい心がのぞく。
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