日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

マロンとチェスナット

2017年10月12日 | 生活・ニュース

 日本の秋を代表する果物といえば柿と栗だろう。今年の生り具合を尋ねると「豊作」いや「裏年」と両方の答えが返った来る。それぞれの木の育った場所による違いがあるのだろうか。最近は栗拾いもイノシシとの競争と聞いた。日を置くとイノシシの食べ残しが目につく。長い竿で枝を叩き毬のまま落とし押し開いて持ち帰る、そんな苦労で拾われた栗を今年もいただいた。

 栗はとげのある皮の中で育ったものを毬栗(いがぐり)、毬栗がはじけて実がのぞくのが笑栗(えみくり)、毬栗から落ちたものが落栗で、これを拾うのが栗拾い、こんな区分けのあることを知った。毬栗を両足で押し開いて収穫するのは何というのだろう。本来の栗拾いではイノシシの餌となり収穫の楽しみは薄くなる。

 子どものころ我が家にも栗の木が1本あった。季節になると祖父の手伝いで毬栗を押し開いて拾った懐かしい記憶がある。栗が生らなくなったある年、切り倒し製材、小さな濡れ縁に変わった。栗の木は強いので何にでも使える、そんな話を思いだし調べると、耐久・耐湿性に優れるとある。そのことを祖父はどこで知ったのだろう。

 頂いた栗は栗ご飯、茹で栗として食し、余りは皮をむき冷凍保存、折々にいただく。英語は超難関なこともあり栗はマロン、そう思い込んでいた。あるものを見ていたら、英語で栗はチェスナット、間違いの起こりはフランスの菓子マロングラッセに関わるという。マロングラッセには栃の実(マロン)が使われているがその伝来のころ日本ではマロン代わりに栗を使ったことからマロン=栗となったのでは、というお話。こんな話、ほかにあるかも。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする