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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

車窓から

2017年10月04日 | 生活・ニュース

 汽車・電車・自動車などの窓を車窓という。汽車は蒸気動力によって動く、電車は主電動機を備えているという違いがある。復古調か、JR山口線の影響か、各地で蒸気機関車の復活ニュースが多い。蒸気駆動の列車には何十年と乗っていない。しかし、復活した蒸気機関車に牽引された客車から沿線風景を写した写真を見ると、車窓からの眺め、という感じで見ている。

 蒸気機関車を最後に見た記憶はJR呉駅で、蒸気機関運転最終日、引退の前日だった。業務上必要なある試験を受けての帰り、列車を待っているホームでそのことを知った。今様のカメラの放列があったか否か記憶は無いし、カメラを持ってもいなかった。残念ながら車窓から見た風景を思いだせない、いや、そんな意識は当時は皆無だったと思う。

 車を運転している時はフロントグラスの向こうを見ているので車窓風景を楽しむことはない。たまに利用する公営バスか電車でぼんやり眺める。それでも、おやっと思い、通り過ぎた後方を振り返ることがある。先日は駅前に建設中の大きなマンションを見かけ首をかがめて見上げ、駅前にあった銀行が消えていると驚くなど、街の変化を車窓越しに知る。

 そんな車窓だが、月2回の陶芸教室では送迎用バスで窓ぎわの席に座り瀬戸内海を眺めている。風の日、曇りの日、晴れの日、四季それぞれでみんな異なる。雨上がりの朝、爽やかな秋空の下の穏やかな海が、広く見えたり狭くなったりするが見ているだけで気持ち良い。復路の車窓から見える海上は朝と違い白波が立っている。海に詳しい仲間が、波の高さは2㍍くらいあると教えてくれる。一朝で変わる日本の政治状況を思わせる。
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