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☆プラトン「メノン」感想

2008年07月14日 01時22分31秒 | 文学
不倫というのはそんなに悪いことなんだろうかと芸能人の不倫騒ぎがあるたびに思う。不倫というくらいだから悪いんだろうけれど、仕事を降板しなければならないほどのことなのかなあ。
テレビではとんでもなく悪いことのように言われるけれど、お茶の間では「みんなやってるよ」とか「そんなに悪いの?」というようなことが多い。
あ、ごめんなさい。私が不倫をしているような書き方になっていますね。相対的にそこまで悪いことだとは思いませんが、自分ではやってません。
相対的に、と言うのは、「人殺し」とか「盗っ人」とかそういうのに比べると悪くないんじゃないのかなあ、という程度の意味です。
よく、不倫の相手(特に女性)のことを「泥棒猫」と言いますが、これも「泥棒ってのは悪いことだけれど、お前のやったことはそれくらい悪いのだ。しかも人間じゃなく、猫だ!」という熱い思いが含まれているように思う。つまり逆にいえば、泥棒ほどは不倫は悪いことではない、ということだろう。

メノン (岩波文庫)と、いうようなことを考えながら読んだわけではないが、「徳は教えることができるか」ということが主なテーマであるプラトンの「メノン」(岩波文庫)を読んだ。
最終的に、徳は教えることはできず、神の恵みによってそなわるものだという話になる。
なんだか騙されたような結論だが、しかしもしかしたらそれが一番正しいのかもな。すべてに明快で科学的な答えを求めようとすることで徳は失われているのかもしれない。
と、意味不明瞭な感想でまとめておこう。

ソクラテスのことがだんだん好きになる。
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