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☆「失われた時を求めて」メモ68 (「見出された時」読了)

2008年07月26日 00時13分28秒 | 文学
失われた時を求めて 13 第七篇 完訳版  (13) (集英社文庫 ヘリテージシリーズ)プルースト「失われた時を求めて」13巻読了。
・とうとう全部読み終わった。ああ、よかったよかった。やれやれ。
・ジルベルトの母親のオデットはゲルマント公爵と付き合っている。つまり不倫の関係。
若いころからの習慣だ。
もうどちらもかなりの老人なんだけど。
・サン=ルーとジルベルトの間の娘は、スワン家の方とゲルマントの方との融合。いろいろなひとがいろいろなことを思い出させる。
・確かにこれまで読んできて、「ああ、あのひとはこんなになったんだ」とか「あんなことあったよな」とか「まだあんなことやってるんだ」という思いはあり、それは長く読んできたからで、この小説においてある程度は長さは必要なのであろうが、しかし、やはり、あえて言うと、あまりに長すぎるんじゃないかとは思う。やっぱり。
気軽に読めないもの。
憶えていない部分もかなりあるだろうし。
・しかし他の小説では見たことも聞いたことも経験したこともないようなことがこの小説にはある。
思想もいちいち深いし、なにはともあれ傑作なんだろうな。
・再読? 無理です。いまは考えられません。
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