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☆グリーン・ゲーブルズの穴

2006年07月18日 00時11分19秒 | 文学
モンゴメリーの「アンの青春」を半分くらい読んだ。
「赤毛のアン」ほど引きこまれないのはマシュー・カスバートがいないからだと思う。グリーン・ゲーブルズに空いたマシュー・カスバートの穴は、キース家の双子、ドーラとデイビー(特にいたずらっ子デイビー)なんかでは埋まらない。隣に変人のハリソンを引っ越してこさせても埋まらない。
マシューの存在は意外と大きかったなあ。
「スター・ウォーズ」からオビ・ワン(アレック・ギネス)がいなくなってしまった感じだなあ。「キン肉マン」にプリンス・カメハメがいない感じ。「ドラゴンボール」から亀仙人が消えた感じ。「スラムダンク」の安西先生とか。「動物のお医者さん」の……、ってこの漫画は途中までしか読んでないんでした。
「源氏物語」でいうと明石の入道かなあ。
とにかく、このひとがいると物語が締まるという老人って結構いるがそれがいなくなってしまった感じ。

これまで読んだところでおもしろかったのは、学校の先生をやっているアンが生徒を鞭で打つことはやらないと決めていたのに、その日は歯が痛くて不機嫌だったのでクラスで一番言うことをきかないアンソニー・パイを鞭でたたく。
そうするとアンソニー・パイが素直になる。
しかしアンはそれについて後悔する、というところ。
なんというか、アンの言うことが一番正しいわけでもない、というか、アンも結構いい加減というか、なんだかおもしろかった。
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