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☆司馬遼太郎「燃えよ剣」感想

2006年07月29日 23時15分23秒 | 文学
燃えよ剣図書館で借りていた司馬遼太郎の「燃えよ剣」(文藝春秋)を読み終わった。
この本は第3刷だったけれど、誤植が多かった。少なくとも5ヶ所はあったと思う。こんなことは珍しい。気になる人は新潮文庫版で読んだほうがいいと思う。

鳥羽伏見の戦い以降はなんだかあまり興味がなくなって、いい加減に読んでしまった。
土方歳三が北海道に行って、榎本武揚といっしょに函館政府として官軍と戦ったことを知らなかった。
だいたい函館に政府が一時期できていたことも知らなかった。日本史がこんなに記憶に残っていないのは問題ではないだろうか。
まあ、生物の知識も理科の実験の方法も全く憶えていないので、問題ないのかもしれない。
一応は勉強してたのになあ。
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☆内田樹「子どもは判ってくれない」感想

2006年07月29日 12時46分10秒 | 文学
子どもは判ってくれない古本屋にはたまにとんでもなく新しい本が置いてあることがある。
内田樹の「子どもは判ってくれない」(文春文庫)も古本屋で買ったのだが、この本は先月の新刊だ。読んだのかなあ、と思うくらい綺麗だ。読んだらすぐに売る人がいるんだろうか。それとも買って帰ったら家族が同じ本を買っていたのだろうか。どうなっているのだろう。
その辺のところを「ブックオフのことなら何でも知ってる清水國明」に一度おうかがいしてみたいものだと思う。

僕は1974年生まれで現在三十代前半だけれど、これまで日本の思想家では、
小林秀雄(1902年~1983年)
吉本隆明(1924年~)
江藤淳(1932年~1999年)
岸田秀(1933年~)
竹田青嗣(1947年~)
加藤典洋(1948年~)
などを読んできた。そしていまは
内田樹(1950年~)
をたまに読んでいる。
いまだに同世代の日本の思想家の本を読んだことがない。
そういう人がいるとして、どんなものを書くのかも、読んでどんな気持ちになるのかもよく判らない。
内田樹の「子どもは判ってくれない」は前半とってもおもしろかったが(とくに「呪いのコミュニケーション」)、最後の章の政治問題について書いてあるところを読みながら、そういえば政治問題について友達と語ること、語ったことってないなあ、と思った。
それに政治的な意見を言えって言われても何も浮かばないなあ。だいたい知らないし。と思った。アメリカや自衛隊について何か言えって言われても、何も出てこないし、その情熱もない。
これが世代的なものか僕の個人的なものかよく判らないし、もしかしたらいつも政治問題について語り合っている僕と同世代の人間もいるのかもしれないけれど、うまく想像できない。
こういうのは年をとったら自然と語り始めるものなんだろうか。よく判らないなあ。
安保闘争を経験していないからだろうか。そうかもしれない。

同世代の思想家が登場したらその辺をどう語るのか、どうも語らないのか、すごく興味がある。
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☆「となりのトトロ」を久しぶりに見る

2006年07月29日 00時41分20秒 | 映画
となりのトトロテレビで宮崎駿監督の「となりのトトロ」がやっていたのでひさしぶりに見る。
「魔女の宅急便」は大好きでだいたいの場面を憶えているのだが、「となりのトトロ」はあまり好きではなく、むかし(二十年近く前か?)通して一度くらい見ただけだと思う。
ほとんど憶えていなかった。
そしておもしろかった。
宮崎駿はこのころからすでに、しきりと挨拶をする習慣を映画の中に描いていたんだなあ。「千と千尋の神隠し」で初めて気がつき説教臭いなあ、と思ったけれど。
トトロはかわいいが、のちにカオナシとなったのではなかろうか。
少女に対する愛情は並ではない。
少女との出会いが雨のシーンであるところも同じだ。(カオナシって雨に打たれてなかったっけ? ちがったかなあ。)

映画「ゲド戦記」はどうなのかなあ。
あまり評判がよろしくないけれど。この間、新聞にも結構な酷評が載っていた。
上映前に新聞で酷評されるなんてことあるんだろうか。
朝日新聞だからかなあ。読売新聞ではそんなことはないだろう。
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