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☆森谷明子「千年の黙―異本源氏物語」感想

2006年07月11日 22時51分30秒 | 文学
千年の黙―異本源氏物語森谷明子の「千年の黙―異本源氏物語」を図書館で借りて読んだ。
丸谷才一の「輝く日の宮」と同じく、「源氏物語」から失われたといわれる第二帖を題材にしている。第13回鮎川哲也賞受賞作らしいです。鮎川哲也も鮎川哲也賞も知りませんが、ミステリーに与えられる賞のようです。選考委員の笠井潔と島田荘司の選評も載っていますが読んでません。
藤原道長とその娘、彰子の対立がテーマのようだった。
ミステリーを読むといつも自分の本の読めてなさを実感し悲しくなるが、今回も悲しくなった。妻と話をすると、同じ本を読んだとは思えないほど自分の読めてなさがわかる。
ミステリーって読めないなあ。
だいたい後半になって謎解きになると退屈し始めるのはどうしようもない。
あの、「さあさあみなさん、これから謎が解かれますよ、よく読みましたか? 憶えてますか、あの描写。おぼえてない子は、いないよね?」という感じで謎解きが始まると、退屈するんだなあ、いつも。
教室にいる気分になる。
社会科の授業で先生が「地図帳の何ページになになに山脈って書いてあるでしょう? そうそう。その横になになに川がありますね。うん。その川が通っているのがナントカ国で、その国には……」って言ってるときにまだ最初のなになに山脈が見つからないでいる気分。もうどうでもよくなる。ナントカ国なんか知るかっ!
思えばあの頃から地理・歴史って嫌いになったなあ。

関係ない話をしましたが、「源氏物語」に興味があればこの小説を読むとよろしいんじゃないでしょうか。
ここまできたら、瀬戸内寂聴の「藤壺」も気になるが、瀬戸内寂聴の源氏は「甘い内容のことばっかり言って」るらしいので(吉本隆明「悪人正機」より)、あまり読む気がしない。
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☆「さしのみ」見た

2006年07月11日 11時38分29秒 | テレビ
昨日はテレビでみのもんたの「さしのみ」を見た。
ゲストが美輪明宏だったので。

ここ最近みのもんたが喋る番組をいくつか見て思い、この間の「報道ステーション」のときも思ったが、みのもんたの話には内容がない。
なんというか、もっといろいろと癖のある人なんだと思っていたけど、案外普通のおじさんなんだなあ、という感想です。
小倉智昭っぽいのかと思っていたら、関口宏に近かった。
テレビでは変人を見たいほうなので、みのもんたは「どうでもいい」の分類に入った。

美輪明宏は三島由紀夫と肉体関係はないらしい。
ふーん。でも、それってほんとかなあ。
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