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呉 善花「反日・親北韓国の暴走」;小学館

2006年05月14日 | 「Weekly 読書感想」
 盧現韓国政権の反日・親北政策を“左翼民族主義”とこれでもかこれでもかとこき下ろし“北朝鮮崩壊以外に日韓の明るい未来はない”と結論付けるほどに過激。小泉首相の靖国参拝問題等は一考だにしない。
 なんだか先頃リークされた“弱体政権強化のための反日政策”の外務省内部文書と相和する。もっともこれ“やらせリーク”のような気がしないでもない。
 本書には日本の朝鮮併合も李朝以来の韓国内部に原因があり、併合政策にはそれまでの李朝が決してなしえなかった韓国農民開放と開明があったとも説く。
 ここを読むと「人の家に強盗に入って来て“戸締りが悪い”と説教するようなもの」と日本人に反論した韓国知識人の言葉を思い出したが、羹尚中東大教授の見解が聞きたいものだ。
 まあ、早い話、沖縄の欠点をよく指摘する私が他県人に言われると”なに!”と反論したくなる。だから本書を読んで我々日本人が”そうだ!そうだ”と囃す訳には行かない。しかし、日本で本書がよく売れると言うことは根性のお里が知れるというもので、本書所論に快哉する訳にはいかない。
 むしろ母国から“親日、売国奴”などと罵倒されても一向怯むことの無い著者やその都度右翼が大挙妨害に押し寄せても講演会を一度もキャンセルしたことのない辛淑玉女史達の強靭さとそんな女性を生んだ韓国へ改めて敬意さえ感ずる。
ここに来て90年、一世風靡した著者処女作「スカートの風」を改めて読んで見る気になる。

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1 コメント

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捏造国家韓国 (大城)
2006-05-15 15:59:41
竹島に限らず、戦後の韓国、朝鮮は捏造、うその吐き通しである。なぜ国際司法裁判所に持ち出す、国際紛争処理に委ねることを逃げるのか。負けるからである。それを知識人は、知っているからである。彼らは、なぜ中国の属国から独立出来たのかごまかし、うそを教科書で教えている。彼らが戦争、血を流したのではない。日本が日清戦争で国民の血を流して、下関条約で、しかも条約第1条で朝鮮の独立を清国から勝ち取ったことをごまかしている。もし、日本が、下関条約で独立を規定しなかったら、朝鮮は属国のままであった、ことは明々白白でないか。またはロシアに併合されていたかもしれない。歴史を見ればはっきりすることである。戦後のことでも、バランス表を左右対照に作れば、どれだけの日本人の生命、財産、文化などを奪ったかハッキリする。知識ある者は耐えられない状況であろう。うそ、ごまかしは、このグローバル世界ではもはや通用しないでしょう。北朝鮮のごまかしがわが国の進歩的文化人が認めざるを得なくなった現在、次は、韓国である。

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