”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

ジャズハウス「寓話」で

2004年12月28日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 安里小、安謝中、那覇高、琉大まで同じ唯一の同級生がジャズ・ピアニストの屋良文雄。しかも、大学は揃って1年で中退。もっとも彼は音楽専攻で私は法科。

 沖縄出張三度に一度、彼そっくりの二人の息子さんと奥さんで仕切るジャズハウス「寓話」に顔を出す。全国的に屋良フアンがおり、いつも観光客がいる。ここで本土ではまず会えない加藤登紀子や永禄輔さん等に会ったこともある。
 屋良は今でこそ県ジャズ協会長を務めるミュージシャンだが、中学時代はリレーやバレーボールの選手だった。毎年一緒にナハマラソンに出るが大体彼が先行する。

 先日、提携先サイオン社の宮城さん送別の2次会に同僚の安里さんと。お二人ともお子さん抱えながら、琉大から沖縄富士通に。当社東京本社にも出張厭わないバリバリのSE。    
この夜、閉店近い更夜にもかかわらず、屋良は我々のために珍しくショパンを2曲弾いてくれた。昭和30年当初、まだ茅葺の残る安謝小音楽室で放課後よく一人オルガンを弾いていた屋良を思い出した
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重村三雄「燻し銀の世界」;露満堂

2004年12月27日 | 「Weekly 読書感想」
 「場所には行け、人には会え」などと粋がったいるけど、本書に巡り合い“ひょっとして本当に意義あるかも”と思った。
先月初め、住んでいる旧与野市最寄の居酒屋で開催される「埼玉奄美会」に一人出掛けた。40名ほどの出席者の中で隣合わせた人が著者。名刺交換の後、署名入で送られたのが本書。

 読んで見て驚いた。著者は箱根彫刻も森美術館やビエンナーレ展での数々の受賞、ワシントン州立大美術館はじめ埼玉県各地にその作品が展示されているカタメタージュという独特の技法を生み出した沖永良部出身の有名な彫刻家だった。それも拙宅とつい10分の至近距離に私設展示館を開いているとは。 

 1929年生、米軍統治下の奄美から九死一生で鹿児島に密航、神戸を経て上京埼玉県大宮に居を構えた著者の閲歴は私達奄美出身の同時代史とも云える。近い内にお礼かたがた大宮・堀の内の自宅兼展示館に伺う予定だ。

 ~WUBの皆様へ。
 先日の忘年会で何人かの方からHPアップに先立ち以前送っていた3mメルマガ送付先として「私は削除されたのですか」と聞かれましたが、コメント、レスポンス等要請のある方には送り、その他の方には控えていました。これより配信再開しますが、不要の方は遠慮なくそのまま返信クッリクしていただければ以後送付を控えます。
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「知念かおり女流本因坊」

2004年12月24日 | 「美ら島沖縄大使」便り

 ゴルフの宮里藍子、歌手の夏川りみ、安室奈美恵、女優仲間由紀恵、モデル山田優と最近の沖縄女性の活躍は目覚しい。
 先週、女流囲碁界でも知念かおり三段が五期ぶり四度目の本因坊に返り咲いた。3人のお子さんの母親役と台湾出身の楊棋士の奥様稼業をしつつの快挙。凄いですね。
 小林泉美前本因坊との決戦の前々日、ホテルオークラで開催された「第30回女流囲碁まつり」に縁あって招待された時のツーショット。

 これまで2度ほど指導後を受ける機会があったが、いずれも盤面尽く殺戮された。終局、私が観念すると“にこちゃん”という綽名のとおり当方の顔を上目遣いに“にこっ”と見る。これには参った。数年ぶりにもかかわらず私のことを覚えていてくれた。了

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佐藤愛子「血脈」(文芸春秋社)

2004年12月07日 | 「Weekly 読書感想」
 ハード・カバー1800ページ。4ヶ月かかって読了、思わず天を仰いだ。

 著者の父紅禄は正妻と5子、愛人・後添(著者・愛子の母)の間に3子。さらに芸者とに2子(成さぬ1子は認知)。長男ハチロウ他3人の弟達とその孫3人がそれこそ全て離婚、再婚、さらに愛人との間に子供を作っている。著者もちゃぶ台をひっくり返し、2子を婚家に残し再婚、離婚、さらに妻子ある男との不倫。

 本書は「別冊文芸春秋」に10年以上にわたり連載されたものだが、自らの血脈を余すところ無く書く大正12年生、今年81歳になる著者のエネルギーも凄いけど、何のために本書を書いたのだろうか。

 明治から昭和に掛けてこんな家族が日本にあったか。紅禄、ハチロウ、愛子とこの一族が青春作家、詩人、童謡作家として日本のマスコミと文化界に受けたのだ。

 奔放とか乱脈とかでは片付けられない何と言う一族だ。以前読んだ梁石日(ヤン・ソギル)著の「血と骨」に描かれた父親の動物的生き様を思い出す。

 先日知人から「重田さんの文章はオーバー・デコレイト(装飾過剰)」と云われたが、著者は平易な話し言葉の連脈であれほどの感興を伝える。本当の文章力というべきだろう。

 尾篭で恐縮だが、実は本書、最後の10ページを除いて全て自宅のトイレで読んだ。
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「第20回記念ナハマラソン」

2004年12月06日 | 「マラソン挑戦」
昨日「ナハマラソン」、中間の摩文仁の平和公園で予定通りのリタイア。

今回、調整の失敗で左膝靭帯を痛めていたので半分不参加を決めていましたが、前日急に出張社用が発生したついでにままよと出場。20回記念大会とて本土からの6千名余を加え2万5千を越す国内最大のエントリー。折からの台風来襲で中止も心配されましたが、小雨の中を決行。

左膝テーピングの上にサポータを巻き走行、17キロ具志頭交差点辺りで、患部に電気が流れるような痙攣を感じ「ヤバイ」と思いつつ歩いたり走ったりのだましだまし12時10分、制限時間5分前にハーフ中間に到着。そこからタクシーで大会本部の奥武山グランドに引き返し、新聞・テレビの旧知の幹部に挨拶。ついでモノレールで宿泊の「西部オリオン」に戻り、シャワーを浴び、空港で発着便を待ちつつ知人を誘い会食、帰京。

 明けて今朝、恒例の月曜朝礼で立っている左膝にジワッと違和感走る。無理した体は正直、これから暮れに掛け落とし前。「だから言わぬことではない!」と澎湃として興る予兆有。
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稲村公望 郵政公社理事

2004年12月01日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先日、関東沖縄経営者協会忘年会での研修講師依頼もあって霞ヶ関の郵政公社常任理事室をお訪ねした執務室ほぼ全壁に書籍が並ぶ。官公資料かとよく見るとほとんどがフィクション、ノンフィクション含む書籍。相当の読書家だ。

 単に故郷を同じくするからとラサール・東大法学出のこの赫々たるキャリアから「先輩、先輩!」と連呼されるのはいささか面映い。

 日本南端離島の特定局宿直室で誕生した生粋の郵政官僚が、今民営化推進の公社トップを補佐する立場に居る。時に倣岸に見える裏にシャイな風貌が見え隠れ、難解・飛躍の多い文に洒脱が走る。
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朝吼夕嘆

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