”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

那覇高12期生

2002年08月17日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 いつの時代も同期生自慢はあるものだが、わが那覇高12期もご多分にもれない。
 沖縄ではとくに女性が元気だ。ここに写っている同期女性達もそれぞれ家裁調査課長、学校事務局長、診療報酬組合審査官と皆さん定年まで勤め上げている。その上に還暦を過ぎた今皆さんコーラル、ピアノ、染色等と稽古ごとに悠悠自適、輝いている。

 いつも不思議に思うことは早稲田の同期の女性達は高学歴を誇りながら専業主婦が多い。彼女達に「あたら才能に恵まれながら惜しいことで社会的損失ではないか」と言ったことがある。反論するまでも無く大方笑って同意していた。

 沖縄の高校の同期女性がほとんど仕事をしている。それもパートではなく正職員として定年まで勤め上げている。ここに紹介した方々はホンの一例で他に大学教授や郵便局長、看護婦長さんや県庁職員も多く、中学・小学校教師となるとそれこそ五萬と居る。この傾向は居住地域の特性かと思うと東京在住の県出身の同期女性も保健婦や行政書士等定職をもっている例が少なく無い。
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城山三郎「総会屋錦城」(文芸春秋社)

2002年08月10日 | 「Weekly 読書感想」
 高杉良をここまで書くと「城山三郎はどうなの」聞かれそうなので古い話ですが。

 最近は読んでいないが総会屋の実態を初めて世に知らしめた直木賞受賞作で金字塔的「総会屋錦城」や元通産次官の佐橋徹を書いた「異色官僚」は面白かった。 それにしてもこの本で佐橋のライバルとして書かれている先任の三宅次官は気の毒に思え、できれば弁明を聞きたいものだと思った。 さらに、公に献身する良き時代の官僚を描いた「官僚達の夏」。

 おなじみの「毎日が日曜」やアメリカ三井物産社長から国鉄総裁に転じた石田礼助を描いた 「粗にして野だが卑ではない」は主人公の功しい武士魂と書ネーミングの巧さが印象に残っている。この本には書かれていないが後に運輸大臣に就任した荒船代議士が、地元選挙区の本庄駅に急行を止める露骨な利益誘導を糾弾されたとき、 石田国鉄総裁が「武士の情」と答弁し大受けし、逆に国会議員が文字通り野卑に見えたものだ。

 また戦後の東京裁判で一言も言い訳せず慫慂と絞首刑に服した広田弘毅元首相の姿を描いた「落日燃ゆ」や 金解禁に立ち向かった浜口雄幸と井上準之助を描いた「男子の本懐」にはいずれも深い感動を覚えたものだ。

 こうした賢人・偉人を描く城山を意識したかどうか高杉は「ミドルを描く」と言っている。
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朝吼夕嘆

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