”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「菓子ひとすじ」」(わが心の自叙伝);神戸新聞

2009年07月30日 | 「Weekly 読書感想」
菓子ひとすじ―わが心の自叙伝
比屋根 毅
神戸新聞総合出版センター

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 15歳で単身、故里・石垣を出奔、一代で売上165億、従業員430名の高級洋菓子店㈱エーデルワイス・グループを立ち上げた著者の自叙伝。30回に亘り「神戸新聞」にコラム連載された150ページ足らずの小冊子本書、少1時間で一気に読了しましたが、業界は異なるとは言え同じ創業社長、そのスケールの違いに圧倒されました。
 菓子業界には疎い私ですが、一般に“包丁一本さらしに巻いて”と言われるように腕前に自負のある名人・職人気質と資金調達、折衝力、組織構築力等が要求される経営者はそもそも資質が相反すると看做なされますが、著者は菓子職名人として国内外で数々の入賞、受賞しつつ、経営者としても今日大成したのは、どこに由来するのか。
 成功事例を見ると、得てしてその育ち、両親の影響、果ては育った地域風土等の影響を知りたくなりますが、本書を読む限り、猪と幼少の著者を戦わしたという信じ難い祖父のエピソード以外その影響を読み取れない。
私はかって“商売の宮古、文人の八重山”と書いたことがありますが、著者や関東で売上230億、従業員660名の㈱オーム電機を創業した新里和英氏や琉大卒として初の東証一部IT企業のトップに上り詰めた浦崎元社長はいずれも、八重山・与那国の出身で等しく10名近い兄弟。
いま、公的補助や支援融資等ベンチャー育成策が盛んですが、著者はじめこの3人はこうした公的支援制度とは一切無縁、挙手空拳それこそ“腕一本脛一本“で今日の偉業を成し遂げている。こうした事例を見ると“孤島苦、兄弟間の切磋琢磨こそ汝を玉にする”と言いたくなります。
当年73歳の著者、今も空手練習、毎朝六時起床、一時間以上の腹筋、背筋運動を40年も続けて、就寝前には欠かさず日記を綴っている。まさに、超人、克己、さらにその本業一筋の集中力には圧倒されました。

 高校入試を白紙で提出、単身那覇に出奔、さらに本土へ、そして企業が軌道に乗り始めるや首都圏東京、ヨーロッパへと躍進した著者の進取マインド、これから世に出る県内若者にぜひ読んで欲しい著書です。
             
    (琉球新報社さんから書評依頼を受け7月26日・日曜読書欄に掲載されました)


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「老いてこそ人生!」だって!

2009年07月28日 | 「美ら島沖縄大使」便り
           (97歳とは思えぬ健筆)
 当年、97歳になる”その道”の師とも仰ぐ朋友オジーから、諧謔、尾篭尽きる傑作極まりない暑中見舞いと称する洒脱な便りが届いた。内容が内容だけにアップするのは憚れると一月余り手元に置いていましたが!高度ユーモアー理解の読者を期待し、アップさせて頂きます。
 内容はフィクションか模倣か、類似体験かわかりませんが、以下。
日頃贔屓にしている視力不自由なマッサージ嬢は、表紙をなぞるだけで、「サンデー毎日」「週間朝日」と見事に週刊誌名を言い当てると言う。ここまでが前置き!
 オジーが何かの拍子に急所に手が触れ「これは?」と聞いたら「女性自身」と!オジー図に乗って彼女の手を自分の息子に触れさすと「主婦の友」と!その当意即妙さに思わず、その背中にしなだれ掛かったら「お客様、平凡パンチはいけませんよ」だって!
いやはや、虚実ない交ぜ、何はともあれ、介護4,5施設でお世話になっている同期尻目に、潤英オジーのこの老いることの無いセクシャル、ユーモアー・スピリットこそ老いて益々盛んな証左か!これ、見習うべきかどうか迷う今日この頃です。  
             

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銀座「波の花」さようなら!

2009年07月26日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 沖縄県泡瀬出身の天願ママが経営する銀座・コリード通り「波の花」、この7月をもって閉じます。
 元々、在京学生時代は反戦活動シンパ、結婚後はご主人のビジネスサポートで、接客業の無経験素人ながら、ご主人急逝の衝撃と悲しみを振り切り、子育てと“交流サロン”を目指し開店、今月ご長男、ご長女・お二人のお子さんの結婚を区切りに閉店決意。周りの懸念ものかわ、継続15年、お疲れ様!
 先週末、お店で開かれた閉店パーティーに中野CIJ会長と出席しました。入れ替わり立ち代り、引きも切らせず別れを惜しむお客で満席。この日、沖縄出身は私一人ながら、出席お客の沖縄歌謡の上手さには降参!
 この店の特徴は顧客の大半がお店で知り合った仲間同士と女性客の比率の高さ。この日もお客が交代でカウンター内に入り、水割り、カクテル作成サービスをサポート、天願ママは専らお客の送迎挨拶。
 お店も会社もポジションも万事、引き際が大事。この日を記念し、ママは顧客のサポートを得つつ、50ページ近い閉店回顧の記念誌「波の花の歩み」を刊行、配布、花ある鮮やかな引き際には感服!
 実は当社が業務・資本提携したCIJ社の中野会長とはお互い知らぬ間に共に10年近い客。私はあまり良いお客とは言えませんが、Out Business仕様、情報を共有交換、双方の信頼関係を醸成してくれたのもママでした。
 天願さん、今後はお孫さんを楽しみに悠々自適、ご健勝を祈念します。
          


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「沖縄県主催・企業誘致セミナーに参加しました」

2009年07月24日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 23日、品川プリンスホテルで開催された沖縄県主催・恒例の「企業誘致セミナーに参加しました。今回は例年参加の仲井真知事以外に島袋名護市長、東門沖縄市長、島袋うるまし市等誘致市町村のトップが参加、それぞれ懇親会で挨拶された。例年にないこれら市長村首脳の揃踏み出席は不況の影響か、はたまた解散選挙の影響か。
 仲井真知事の開催挨拶、勝目商工労働観光部長の手馴れた県誘致施策方針の説明に続き、既に沖縄進出、成功している林ユナイテッド ワールド証券社長、古谷アドバンスト・カー・エンジニアリング社長、谷敷ソニーサプライチェーンソリューション社長、製造・金融関係3人のパネラーによるデスカッション。
 沖縄礼賛、長所、メリットに留まらず、沖縄の持つ短所、リスク、進出に伴う苦労話を巧みに引き出す藤沢久美ソフィアバンク副代表の軽妙な司会が秀逸でした。
会場はこの不況にも関わらずほぼ満席。交流・懇親会では藤沢司会、パネラー、はじめ参加市長へご挨拶。会場では経済産業省情報振興課時代お世話になった楠木中小企業庁広報相談室長にお会い出来たのも意外でした。
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『噂の真相』にアップされている!?

2009年07月22日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先日、知人から「重田さん、『噂の真相』に出ていますよ!」と言われ、「えっ!私はそこまで有名になったか」と慌てましたが「あれ休刊になったのでは?」と問い合わせたら「東京―沖縄―アジア」(幻視行日記)というWEB上だという。検索したら天下の畏怖する岡留編集長から以下のコメント頂きき恐縮しました。
 ”長くこのブログを書いてきたが、同じ場面に遭遇した人物に一足先に同じような事を書かれてしまうという出来事があって、思わず苦笑した。その人物とは、日本アドバンストシステム代表取締役会長、関東沖縄経営者協会会長、美ら島沖縄大使などをつとめる重田辰弥氏。最近、「沖縄就活塾」という本も出版した多才な人である。”全文詳細は次のURLを御覧下さい。
 http://www.uwashin.com/2004/indexdiary.html 今年1月13日の記事
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「八重洲ブックセンターで稀覯本?発見!」

2009年07月21日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先日、次いでの所用があり、40年前にスピンオフ・独立の切掛けとなった以前の勤務先㈱ビジネスコンサルタントが入居していた東京駅南口の三井八重洲ビルを覗き、移転する前の3年間通勤した八階のオフイス・フロントまで上がって見ました。当然様変わりしていましたが、超安定職場ながら”うだつ”の挙がらない国家公務員から転職、飛び込んだこの会社ビル!改めて当時の両親の心配を思い起しつつも“ここで相当鍛えられた結果、今日の自分があるか”と思い直し、有為転変、浪々の往時茫々、暫し回顧巡礼、我ながら老心境か!

 このビルの二つ隣が鹿島建設の経営する八重洲ブックセンター。ヒョッとしてと1階に備えられたパソコンで拙書「おきなわ就活塾」を検索したら、何と“稀少本”として表示された!しかし、陳列棚をいくら探しても見つからず、あきらめ加減に店員に尋ねたら、著者が私とも知らず件の店員、一生懸命探した結果、本棚下の収納コーナーにヤットコさ発見。下見装いながら、やおら御覧のように棚に自ら陳列、一人ニンマリ眺める。帰路、このマスターベーション心根に我ながら呆れました!ヤレヤレ!
                


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「移民研究」第5号:琉大移民研究センター

2009年07月19日 | 「Weekly 読書感想」
 本書は聞取調査や統計分析の実証論文7編と08年8月にブラジル、アルゼンチンで開催されたシンポウジムでの11人の発表報告。付録としてハイメ・アシミネ・オオシロ沖縄系ボリビヤ駐日大使の移民二世としての体験講演。目次があればもっと読み易いかった。なお、同センターは現在、琉大国際沖縄研究所移民研究部門に改称。

 これまで移民と言えば南米と理解していましたが、本書によって改めてパラオ、サイパン、フィリピン等の南洋移民問題があることを理解しました。記載論文ではいずれも“棄民”というイデオロジカルなフレーズ使用を慎重に避け“殖民”というフレーズを使用していますが、“移民”との相違、さらには移民地での本土対沖縄の差別の有無を少し掘り下げて欲しかった。
 お門違いかもしれませんが、福井日大教授の先行南米移民研究との交流デスカッションがあればもっと興味深かったと思う。いずれにしろ、このような学術研究分野を切り開いた「世界ウチナワンチュー大会」という行政イベントの意義を喝采したい。
 門外漢ながら本書を必死に紐解いたのは06年に沖縄で開催された「第4回世界ウチナワンチュー大会」にWUB東京メンバーとして参加、さらには08年サンパウロで開催された「ブラジル移民百周年」フォーラム会場で野入琉大准教授の発表内容に質問した縁。何と野入教授、私の思い付き素人のこのコメントを本書注欄で“貴重な指摘、感謝”(P38)との記載に吃驚、恐縮しました!本書お送り頂き有り難う御座いました。




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「作家・佐野真一氏との歓談!」

2009年07月17日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 これは20年以上続いている在京沖縄関係異業種交流の「三月会」メンバーの上間琉球新報東京支社長の紹介縁。
 以前にも書きましたが、目下沖縄関係者で評判の「誰も書かれたたくなかった戦後史」、ほぼ全ページに私の会った人や登場する5人の同級生話題等々食事を挟んだ2時間近い、懇談・講演後、場所を移した2次会でも終電近くまで盛り上がりました。双方知友の前泊新報記者の話題でも沸騰!
 佐野氏のスピーチで印象に残ったキーワードは“トヨタがくしゃみをすれば沖縄が死ぬ”。戦後の日本を理解する“時間軸の満州、空間軸の沖縄”。“抱きしめたくなる沖縄、唾棄したくなる沖縄”と沖縄への愛憎、多情多恨。
会って見ると高名にも関わらず、率直、気さく! 早稲田一文の5期後輩だったのには少し驚きました。
 多忙を縫っての私共マイナーなグループへの御足労、沖縄ならでは!
佐野さん有り難う御座いました。執筆中の音羽御殿・鳩山ファミリーの女系論、楽しみにしています。
          

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「当社Best Practice事業所・静岡」

2009年07月13日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先週、社長と共に静岡県三島市に所在する事業所の32期方針説明会に参加して来ました。昇給抑制、賞与削減等不況策の最中、社員のモラールを懸念しましたが、今期他の事業所でも等しく言えることですが、Weekday午後一時開始にも関わらず、出席率100%、定刻前のスタート、質疑応答では今期入社の新人が真っ先に会長に質問を発する等メンバーの参画、当事者意識の高さに、今期のTOP方針“正念場を乗り切る”の達成予兆を感じました。
 懇親会には沼図に本社を置く東芝機械と当社との取引を取り持った、いわば事業所の恩親とも言える元東芝機械㈱生産管理部長・現沼津高専講師で自治会長として地元への社会貢献にも努める高校・大学同期垣花君をゲストとして招待、沖縄出身後輩への激励の挨拶を頂きました。
 もつべきはよき同期、良き友と改めて痛感した一宵でした。垣花君、感謝!
           




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「ビンタ料理」

2009年07月08日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 “ビンタ”は通常、“ビンタをはる”と言うように“頬を殴る”軍隊での制裁・打擲 用語になっていますが、元来は“頭”を意味する薩摩方言。これが何故全国表現語になったかというと明治維新以来、勇猛果敢・常勝部隊として近隣諸国でも畏怖された日本陸軍の中枢を担った“鹿児島45連隊”を生んだ薩摩勢の方言が“オイ、コラ”同様に全国化した事例と思われる。
 その根拠を示すように、長く薩摩に支配された私の生まれ故郷の奄美大島でも写真のように“鰹の頭部料理”は“ビンタ料理”として重宝されていたのを記憶しています。
 この鰹頭部の”ビンタ料理”は一家の当主父親か長男に優先的に提供されたように覚えています。
 この薩摩方言ビンタが“オイコラ”同様、時の支配層の言語として国語・標準語化する事例とするのは穿ち過ぎか!
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馳星周「弥勒世」上下:小学館

2009年07月06日 | 「Weekly 読書感想」
弥勒世(みるくゆー) 上
馳 星周
小学館

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 このところ琉球史がらみの研究書ばかり読んでいたので、息抜きと久し振りの邦文フイクションに手を伸ばしました。600P近い上下二巻の大部。これでもかこれでもかと延々と続く主人公の独白描写と友人、恋人との堂々巡りのような台詞展開には週刊誌連載ページ稼ぎかと思うほどウンザリ。何度も途中で投げ出したくなるのを、辛抱しながらとにもかくにも耐えて読了しました。
 読み始め、暫くしてギョッとしました。昭和15年生、奄美大島出身、沖縄在住主人公!一瞬、私がモデルかと思いました。しかし、“伊波”という沖縄姓を名乗り、孤児院育ちのコザ在住のフレーム。読む進めど、私の世代の在沖奄美出身の心情いまいちシンパシーを覚えない。
 ストリーは復帰前のコザ騒動を思わしつつ、主人公属する琉球共和国軍と名乗る対在沖米軍へのテロリズム。中革・革マル学生達を子供扱い、在沖米軍から武器横流しを主導する“アシバー(遊び人)”と称するヤクザ親分をシリアスな反米テロリストと描く構図に違和感を覚えた。照屋、吉原、八重島、黒人街、白人街とコザに数年も住まなければ描けないリアリティを感じました。
 それにしても、「弥勒世」というタイトルとフイクション描写の裏に、数十年に亘って繰り返される在沖米軍人の犯罪、暴虐に対し、一度も報復テロを起さない沖縄県民への著者の揶揄と苛立、報復慫慂、アジ・メッセージを感ずるのは読み過ぎか!

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「薩摩侵攻/侵略400年を考える」

2009年07月05日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 主宰・司会は大橋愛由等・まろうど出版社長、パネリストは酒井正子・川村学園女子大教授に前利潔・沖永良部役場職員と与論出身の喜山壮一氏。いずれも奄美史研究の若き論客。
 家事要件立て込む日曜日、府中多摩市での4時半スタート開催には正直気が重かったが、前利さんからのご案内に酒井、喜山両氏とも面識の仲。早大琉球・沖縄研の持田さんも出席に勇を奮っての参加。
 出席者は40名弱ながら、印象深かったのは酒井教授の徳之島フィールド調査のインタビュー記録と映像。わが故郷の須子茂村では途絶えて久しい老荘男女の歌垣模様は圧巻。中でも男女二人の映像島歌の響きには、我が内なる島の血を呼び覚まされたよう痺れた。いずれも歌詞の意味するところは在郷薩摩役人への呪詛、揶揄。
 酒井教授以外のお二人は与論、沖永良部といずれも加計呂麻の私から見たら奄美というより沖縄に近い。
「沖縄では大島、東京では沖縄」と見なされる重層アイデンティイの私から見て、今日のデスカッション基調は沖縄・薩摩への“対抗的客体化“要素が強い感じ。慾を言えば笠利・龍郷・瀬戸内出身のパネリスト参加が欲しかったものの主宰者と貴重な機会を紹介頂いた前利さん、感謝です。
 会場で“重田さんですね!Blog読んでいますよ!”と初対面の外大出身・奄美二世の方に声を掛けられビックリ!
             


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泡盛「瑞泉の会」

2009年07月05日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先週、虎ノ門・パストラルで第8回「瑞泉の会」が開催されました。
首都圏・泡盛フアンの集いは「紺碧の会」「泡盛同好会」多々ありますが、単独メーカー開催はここだけではないか!しかも、年々参加者が増えているという。
例年ご案内受けながら、スケジュール都合付かず、なかなか出席叶いませんでしたが、今年は佐々木会長(元日銀沖縄支店長・セコム専務)と余興出演の宮良多鶴子さんからのご案内と同期の・我部山梨学院大名誉教授の勧誘もあり出席しました。
 不況の最中、雨模様・ウィークデイ、6000円の会費にも関わらず、400人近い出席盛況には驚きました。顔見知りの県関係者も大勢出席していましたが、大半は県外・本土の皆さん。改めて、サンシン、エイサー等の芸能・音曲だけでなく、本土・首都圏に於ける沖縄カルチャーのプレゼンスの大きさを感じました。
 後継就任の佐久本社長、ライブの宮良さん、共に首里高校出身の所為かこの日、会場には養秀(高校同窓)会メンバーの顔が目立ちました。
 40度の古酒・泡盛で乾杯を重ねたのが効いたのか、帰宅電車で爆睡、危うく下車駅を乗り過ごすところでした。
             
             (島尻議員・宮良さん達と!)~写真は菅原さん提供。




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「09年・東京瀬戸内会に出席!」

2009年07月02日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先日、北区赤羽会館で開かれた「第85回東京瀬戸内会」に出席しました。来賓として遥々奄美から町長や町議会長が上京、出席者は優に200人。数十年振りに首都圏で活躍する同世代の故里・加計呂麻は須子茂出身者に逢合、意外に多彩な人材を知りました。
 前にも書きましたが、どうしても沖縄郷友会と比較する。奄美会では沖縄会にはほとんど見られない、開会冒頭、全員起立“故郷遥拝”がある。この違いがどこから来るのだろう?
 もう一つの際立った違いは、奄美会では余興・演武開始に先立ち“振り出し”と称する褌姿の男性連が舞台会場を輪になって独特の踊りをし、この後に必ず女性の群舞が続く。通常この“振り出し”男性褌演武は相撲大会に先立ち、土曜の清め儀式のように行われる。それに続き、決まって婦人連の舞踊が続く。これは沖縄では全く見られない奄美特有の次第です。

          
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朝吼夕嘆

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