先日、糸数「琉球新報」東京支社長のお招きで、中目黒の和琉ダイニング「あんのん」に招待され、沖縄県・八重山出身の書道大家・茅原南龍さんに拝顔の栄を得ました。
実は書道は私の疎い世界、高校1年の時、当時県内で書家として高名な佐久本教頭担当授業が唯一の記憶。それも習字そのものよりも 王羲之、歐陽詢、虞世南、顔真卿等々の記憶・頭でっかち。沖縄県の書家としては外人向け、NETで海外に書道を教えるWUB沖縄の玉舟(竹崎久仁衣)さんが知友。
ところがこの日、お会いした南龍先生!本邦最高峰の総合美術展・日展に於ける県内初の特選受賞、那覇市泉崎の旧琉球新報社屋に於ける書道教室展開、文部大臣受賞・日本代表としての中国行きのお弟子さん育成等々その巾広い赫々たる業績、活動には我が無知を恥じると共に圧倒されました。また、こうした芸術大家にしては偉ぶるところ微塵もなく、その磊落、気さくなお人柄には魅せられました。
拙書「おきなわ就活塾」編集者の川平いつ子さんのご尊父で先年ご逝去された同じ八重山出身の川平永介さんも教職の傍ら独特の揮毫家として有名でした。
”ジンモウケ(商売)宮古、文化の八重山”等との類型称号は禁物ながら、こうしたディレンタンジズム八重山文化の由来は何処から来るのでしょうか?”
それはともかく、南龍先生の“夢・挑・心”と銘打つ「書業50周年記念東京展」が来る8月4日から7日、「銀座かねまつホール」(地下鉄銀座から徒歩3分)で開催されます。わが迂遠な世界ながら無知・蒙を啓くべく伺いたいと思います。