”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

井形慶子「仕事と年齢にとらわれないイギリスの豊かな常識」:大和書房

2006年04月30日 | 「Weekly 読書感想」
 やたらに長いタイトル書だが途中で何度も投げ出したくなった。
流石に「あとがき」で“少し言い過ぎた”かとあるのではないかと思ったら徹頭徹尾“これでもかこれでもか”の英国礼賛、日本バッシング。それほどに母国を厭う著者の不幸を思うほどだったが、傾聴すべき内容もあった。
 イギリスには“いい年をして”や“年甲斐もなく”という老いを否定する表現は無いそうだ。日本は若さを過度に憧憬する結果、異常に美容ビジネスが流行っているという。ではお隣の韓国はどうかと言いたい。
 豊かな筈の日本では欧州に比べ寝たっきり老人、それも女性に多いと言うが統計的検証はしっかりとってあるのか。
“齢に拘り過ぎる日本人の価値観指摘、歳に関係なく人生を楽しむべき”というのが本書の主調だが、少しは日本のいい点、英国の欠点にも触れてくれれば我々に傾聴、反省すべき指摘や箇所が多いのだが、こうも日本全否定、イギリスベタ褒めでは嫌になった。
 連合いの購入した本書、それでも途中で放り投げず我慢して読み通した理由は月数冊のBlogアップを自分に義務付けている結果。

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「新沖縄情報通信産業振興委員会」

2006年04月23日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 稲嶺沖縄県政はコールセンターを中心におよそ百社を誘致、1万人近い新規雇用を実現し、誰もが否定し難い功績を上げたが、それを沖縄の賃金格差を前提とする現代“女工哀史”と揶揄する筋合いもある。
 先頃、小池内閣府長官の意向を受け電通出身・ITスキルNO1議員・平井政務官と滝本参事官を中心にこうした第一次情報振興策を越えたバックアップ・テストセンター等付加価値高い「新沖縄情報通信産業振興策」が発足している。NRI、三菱総研、アクセンチュリー、NTT、IBM等およそ40社に交じり私も呼ばれがこれは言うまでも無くなく「沖縄IT協議会」の代表として。
いずれも名立たる日本のITキャリアカンパニーの若手・企画部門のエース連がビジョンを開陳するだけに大いにエキサイティング。単に沖縄振興だけではなくe-Japan計画の先例モデルとしての沖縄実験という視点もあるようだ。
それだけに受けて立つ沖縄県も大変だが、我々零細ITは沖縄振興どころではなく自らの生き残りで必死だが、いま沖縄は良くも悪くもブランド、生き残りに活かさない手はない。
 本来政府、官庁というものは我々Tax Payerたる零細企業存続のための支援が存在理、これらの官僚ブレーンに“ゴマメの歯軋り”“一寸の虫、五分“の意見をどうぶっつけるか!


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テレ朝「スマステ5」に出演しました。

2006年04月23日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 22日土曜23時の香取信吾レギュラーの表記番組に出た。多くの方から“見たよー”とのメッセージ頂いたhttp://www.tv-sahi.co.jp/ss/index2.htm。
 実はこれ19日水曜夕方、沖縄ツーリスト社に向う新橋駅頭で受けたインタビュー。どなたか他にもご覧になった方います?
 主題は 特集は『ニッポンを変えたニッポン人ファイルvol.1中村修二』。沖縄出張から帰任、11時思い出してチャンネルひねったら2度ほど写っていた。収録はしなかったのは6日にもNHK「夕どきネットワーク」でも同所でインタビュー受け、数人の女性知人に収録を依頼、皆さん1時間前から満を持し準備、収録終えても写って居らず、散々吊るし上げられたことに懲りて今回誰にも伝えなかったら、今回5人のインタビュー中私だけ2回も出ていた。
これテレ朝に頼んだら録画いただけるのか?
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鈴木謙介「カーニヴァル化する社会」講談社現在新書

2006年04月23日 | 「Weekly 読書感想」
 メルマガ「波状言論」の出版化で、薄手のペーパーバックに高を括って手にしたが、読み進むほどにその記述の難渋さに閉口した。
 例えば「ノンリニアなモードの個人化が進行する社会においては他者との関係の中で必要とされる役割(me)を取得し、それを的確に演じ分けるアイデンティティ(I)を取得する」(P130)とか「再帰的カーニヴァルとデーターベースのパラノイア」(P158)とか。

 全体に現代のWEB IT世相を最新社会学の成果で解説しているようで、書籍体裁の薄手に対し、大学ゼミのテキストにしてもおかしくないほどにその内容はアカデミック。社会学に止まらず現代哲学の様相さえある。
 よく分からないまま170Pの薄手に助けられ、何とか読み終えた。


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「第一回早大琉球・沖縄研」講座出席

2006年04月18日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 4月14日金曜午後6時、40年ぶり母校キャンパス、大隈銅像横の8号館B102室に入って驚いた。客員研究員を嘱任された私と同年輩のオジーがらみ30名もいるかと思ったら、何とご覧のように金髪留学生を含め現役学生300余人でほぼ満席。“琉球・沖縄はかくもナウイのか“
 勝方教授による2時間の初講はさながら「琉球・沖縄研究原論」。
琉球組踊「執心鐘入」と「娘道成寺」の比較から仏教前と後文化、中央と周辺、啓蒙の陥穽、エスノセントリック誤謬と興味深いテーマながら、その論点は認識学方法論。かと思うと沖縄土地闘争映像と“ハイサイ小父さん”の歌を流しつつ裏とアイロニーを語るなど勝方学はなかなか一筋縄では行かないだけに深い。
 講義中、教授の「娘道成寺ストーリ聞いたことある人?」という質問に場内一割も挙手しない。最近の若い人の古典への関心の在り様にまた驚く。

 これからほぼ一年に亘り現役の新聞記者を含め多彩な講師陣に拠って繰広げられる”琉球・沖縄研究所論”興味は尽きない。

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「出張先の60α回のバースデイ!」

2006年04月17日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先週はいささかバテました。発足したばかりの小グループ組織UNITによる下期方針説明会に出席。12日(水)、名古屋事業所4人による1ユニット、次いで近鉄で三重県白子に移動、駅前のホテル会議室で5人ユニットに参加。終わった後21時名古屋駅前ホテルへ。実はこの日60αのバースデイ!一人ビジネスホテルで迎えるかと覚悟していたら東海NTTデーター勤務の後輩知友が気の毒に思ったか来訪、二人共通の女性知人からの“お悔み”ならぬ祝辞の携帯TEL数通を肴に12時過ぎ迄居酒屋で快気炎。

 翌日8時過ぎの「ひかり」で静岡事業所へ。10時からISOの更新審査に臨む。およそ1時間弱、「経営者のコミットメント」について質疑を受ける。翌金曜午後、本社でテレビ会議を使った審査後会議。結果、規格と実態の整合性や記録、事後の対応について3点の是正措置が指摘され、5月2日期限の報告指示を受けました。全体的に以前より運用面での退歩を指摘され、整備強化の必要性を認識しました。
その夜、疲れを引きずって嘱任研究生として40余年ぶりに母校早稲田の教室で20時過ぎまで現役学生と共に勝方教授の「琉球・沖縄学原論」を受講。疲れている筈が一向に眠気が来ない。終わってキャンパス界隈で11時近くまでOB聴講生ら4人で談論。
止せば良いのに翌土曜、2週間振りにセンターで軽いストレッチ&キントレ。事後気分良かったものの、果たせるかジワーッと頚腕後遺症来襲。
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仲村巌日産ディーゼル工業㈱社長と関沖経営40周年記念講演

2006年04月16日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先頃、ゴーン日産㈱会長、ヨハンソン・ボルボ社長と共にNHKテレビ、日経等にトップニュースで登場した。あまり知られていないが実は沖縄出身。那覇中から日比谷高、東大航空工学へ進んだ生粋のエンジニア。設計部門から経営企画室に。その後米留等の経歴も買われ、累損に苦しむ日産ディーゼル再建を任され、見事黒字転換成功した沖縄が世界に誇るグローバル経営者。

 先日「関東沖縄経営者協会40周年大会」の記念スピーカーをお願いすべく協会役員3人と共に上尾本社にお訪ねした。ミスターゴーンの信認篤い豪腕経営者の予想に反し、偉ぶる所いささかも無い教師然とした風貌に強い印象を受けました。
 ボルボというグローバル大株主の下、世界を駈ける多忙な経営者、お請け頂けるか心配しましたが、専務と大城当協会幹事が大学同期という縁もあり快諾頂いた。千載一遇の機会です。

 5月10日「グローバル企業をめざして、革新そして究極の信頼」と題し、東京第一ホテルでスピーチ頂きます。会員に限らず皆様の参加を歓迎します。
(仲村社長を囲んで経営協仲松副会長、金城事務局長、大城幹事)
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「新人研修とユニット制」

2006年04月10日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先週、17名の新人導入研修と歓迎会終了。心配していた新人のダウンが研修開始2つ日目に発生。沖縄から採用した高卒新人が欠勤し連絡が取れない。直ぐ総務担当二人に寮に飛んで行って貰った所、風邪と疲労で起きられず伏していた。幸い、大過なく翌日元気な顔見せてくれてホットしたが、生活環境の激変と慣れない満員通勤等にストレスが生じたのだろう。遠隔の沖縄からの首都圏就職にはよく起こる。

 本日から本社月曜朝礼に新人を迎え、挨拶させたらこれが緊張の中にもユーモアーを交えた真に堂々たるもの。後から喋る先輩たちの挨拶が声も細々と真に頼りなく聞こえる。
ことほどに新人を迎えるということは実は先輩の研修、育成と組織の活性化を来す。今年はスタートしたばかりの現場ユニットマネジャーから17人の枠に対し早くも19名のアサイン要請が出て来た。
 これはIT要員への需要増大という市場要因以外に中堅社員のロイヤルティーとオーナシップが新制度によって喚起されたのではないかと思う。もちろん、新人抱え込みのコストをどう収益に転換するか油断の出来ない課題だが。

 
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渡口俊雄「いーじま・たっちゅと神事」;糸数昌信編集

2006年04月09日 | 「Weekly 読書感想」
「神々と稲嶺一郎」とあるように現沖縄県知事の亡父稲嶺一郎元参議の運転手であった著者による元参議の伊江島を中心とする沖縄の霊地礼拝の追悼レポート。
 ご子息の現知事とはテレビや座談会で何度かお会いしたが、ご尊父の故参議はマスコミ上で知るだけで、その印象は狷介不羈、倣岸不遜。早稲田から当時の“新官僚”と呼ばれた革新官僚が蝟集する満鉄にエリートとして入社した故人が政務の多忙を縫って折々沖縄県内の霊場に参拝していた事実は興味深いが
私は本書で最も印象に残った点は元付き運転手であった著者の故人への傾倒ぶり。これほどに私淑する上司に巡り合う機会はそう無いことを思うと著者も故人も共に幸せだったと思う。

 故参議のアセアンへの関りが深いのは知っていたが、例のボリビヤの「うるま病」対策にも関っていたのを始めて知った。現知事の南米やWUBについての関与度合いも理解出来たような気になった。
 書中、故ひろみ夫人の水彩挿絵が数枚載っているが、夫人は確か早大時代の恩師・西村教授の愛娘だったのでは?また、当時大浜早大総長と連携し、海洋博を誘致する等故人と早稲田の誼は浅からぬものがあるにも関らず、子息の恵一現知事はなぜ慶応だったのか、以前から不思議に思っている。
 もう一つ、定期的伊江島参り台湾人一行を沖縄出身者ではないかと記しているがその真相を知りたいもの。了

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「平成18年新人を迎えて」

2006年04月04日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 4月3日月曜日、本社ビル前の桜吹雪く並木を潜り抜けて来た新入社員を迎え28年度入社式を行いました。今年の新人は女性3、男性14の合計17名。
内訳は工学系7、文系2の大卒9名。情報系4年生専門学校4名。高卒4名。
 今週いっぱい導入研修の後、4月は情報処理基礎研修。その後分野別に別れ開発要員は6月いっぱいまで関東IT協議会所属の4社を含めJAVA中心のプログラミング研修。高卒メンバーは顧客先での運用研修になります。

 今年は業界押並べて採用難でしたが当社は先に「日経ソリューション」誌でも報道されたように毎年沖縄から採用しているとは云え、情報工学専攻を中心に4名の琉球大卒の入社は異例でした。集合研修修了の6月からは各事業所に配属OJTに入ります。
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朝吼夕嘆

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