”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「NEETと玄田東大助教授」

2005年02月20日 | 「美ら島沖縄大使」便り
「Neet」とはNot in Employment, Education or Trainingの意。このフレーズに先立つ「パラサイト」「フリーター」は少なくとも、教育を受け、働く意志はあるが結果的に正業に就かないのに対し「ニート」は就職も教育・訓練も受けず、はなから働く意志のない若者の社会現象。
 この実態と社会的背景を鋭く分析したのが日経図書文化賞等受賞の玄田東大助教授。今やこの分野での第一人者。

 NEET現象は当事者の若者だけは責められない。若者の雇用を義務付けられていない一方、中高年の解雇には強い制約を課されている企業。昔に比べ多過ぎる選択肢。これは逆に若者に迷いをもたらし、挙句選択を放棄させる作用はないのか等々の指摘は斬新。

先般この高名な教授と沖縄県主催のシンポジウムでパネリストとしてご一緒する幸運に恵まれた。同じパネリストを務めた石川経済産業省参事官を交え、那覇市内某所での前夜祭フィーバー。お二人共、酒にも滅法強い40代、明日を切り開く官学気鋭、俊才。
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「20回記念ナハマラソン」

2005年02月18日 | 「マラソン挑戦」
 この写真、業者がネットで見本を送って来た。「これ幸い」と見本をコピーしようとしたら 「右クリックご遠慮下さい」のメッセージ。よく出来ている。注文したらしたら金3000円。

 膝の心配があったが、20回記念と友人に煽られ、生来の軽佻も作用し出場。 中間地点平和記念公園に制限15分前の2時間45分。

 ナハマラソンは前半が難所の坂多く、知人から「中間、そのタイムなら完走出来たのに」 と惜しまれたが膝に違和感を覚えここで中断、タクシー拾いホテルで着替え空港に向かった。 翌日の朝礼はシンドかった。
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ホーソン「緋文字」(岩波書店)

2005年02月18日 | 「Weekly 読書感想」
 高校1年の時、一期後輩女性から「凄く面白いわよ」と言われ、いつかと思って今度手にして見て、この記憶が誤りであることが判った。どう早熟でも中学3年生に判る内容ではない。緋文字とは不倫者への烙印。
 清教徒の神職と今で言えばシングル・マザーの不倫ストーリーだが、背景がヨーロッパから移民間もない17世紀新大陸東部。今読めばカソリック派の新教徒への差別と圧迫が背景にある。その呵責無さは今アメリカが糾弾するイスラム教世界にも増して苛烈だ。
西洋でも韓国でも、ましてイスラム世界でも宗教のもつ戒律性と規範性は人々を強く律しているのを感じる。日本の野放図な無宗教性と極めて対照的に見えると同時によく知っている訳ではないが、仏教世界の限りない優しさを思う。
 本書冒頭の有名な税関職描写記述を追うのはシンドかったが、ホーソンは自分の生活史を書いたようだ。
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「WinーWinを目指し」

2005年02月17日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 前期当社は「ビジネス・モデルの変換」を掲げ、エンドユーザ向け「プライム・コントラクト」へ挑戦しました。結果、収益面ではいくつかのプロジェクトで痛手を被り、現時点での力不足を痛感しましたが、学んだ点も少なくありません。

 結果的に「もう、結構!」と顧客を失ったケースもありますが、中には出血しつつも担当部門が必死に頑張り、貴重な業務ノウハウの取得と共に、お客にその努力を評価いただき、取引継続に繋がった案件もあります。

 写真のCIOを務める在沖米国系企業アメリカン・エンジニアリング会長その一つ。このたび、リピート・オーダーを頂き、そのお礼に伺いました。 同社は毎年県の所得ランキングに挙がるほどの優良企業。経営首脳陣はすべて米国人です。

受注額の倍以上のコストがかかりましたが、未経験の米国系企業の会計システムのノウハウを取得出来ました。赤字を出しつつの「顧客満足の実現」は企業として決して褒められないことです。

 次回、Win-Winの「顧客満足度の実現」を目指します。

(写真:Mr.Robert Mark Exsterstein (AEC CIO))
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「沖縄県浦添工業高校」

2005年02月12日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 同校は今年で開校18周年を迎えるが、我社には同校の一期生2人が在籍同期入社の女子社員が当社幹部と結婚する他、今年の内定一人を含め、ほぼ毎期入社する等我社と同校の繋がりは深い。

 中には入社以来、故郷の実家に仕送りしている例が珍しく無く、サラ金地獄に堕ちる例もある。レジャーランド化した4年生大卒に爪の垢でも飲ませたくなる。

 先日、浦添工高校の新垣校長をお訪ねしたところ、なんと18年前、就職担当教官として一期生を送り出していただいた先生が教頭に就任されていた。その一期生が社内結婚、一家を成している状況を報告、しばし学校と会社で若い人を共に育てて来た歳月を感慨深く語り合い、社業厳しい昨今ながら創業の至福を僅かに感じた一瞬でした。
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朝吼夕嘆

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