知人から贈られた本書、「まえがき」を読んでも、項目毎の著者名も無く、地元紙から転載されているコラム「南風」も誰の記述か分かりませんが、前後から推測するに恐らくグループ中枢推進役の故源河先生のものと思われますが最後までその明記はなく、門外漢の私には本書“誰が何を書いているのかよく分かりませんでした。
それもそのはず、沖縄県中部コザの活性化を目指すグループメンバーのコラムやBlog記事。とは言え、本書の通底は地元名望家・源河医師への追悼愛惜と“わが街コザ”への限りない愛着二重奏。
南部那覇に住む私達から見たコザの一般的印象は“コザ騒動、基地・アメリカ米軍、全県一無業率のコザ高”等々のアイテム連想ですが、本書で“琉球王朝史の越来(ごえく)”を背景にもつ、もう一つのコザを教えられました。
それしても、胡差がコザという沖縄県内唯一のカタカナ街名になり、パルミラ、パークアベニュー、ヒストリート等々のカタカナ地名が何の抵抗も無く使われているこの地、まごうこと無く租界、コロニアム色彩があり、かって訪ねたコザの特飲外で働く、本土出身のヤングガールが予想外に多い「ミニ東京の那覇よりズーツと沖縄?らしく、それ故好き!」言うのを聞いて驚いた事があります。
コザの活性化というと私はプラザハウスを想起しますが、本書出版の「コザ漫遊国」とは接点がないのだろうか?
実は、本書編集委員長の花城小児科先生は[WUB東京]メンバー朋友紹介の知人、那覇出張中倒れた私のホテルにコザから飛んで来て頂いた恩があります。花城さん、勝手なゴタク並べ、ゴメンナサイ!
(編集委員長の花城医師)