(表紙を飾る朝青龍)
今週10月3日の土曜日、両国国技館で、朝青龍の断髪式が開催されるという。
このイベント、どういう縁か、何と女性スッタフの㈱オリエンタルのプロジェクトチームが実施するとのこと。由来、大相撲土俵は女人禁制の仕来り、大丈夫か!しかし、イベントスタッフは裏方、土俵に上がる訳でないでしょう。
それはともかく表題、多少のこじ付けながら「朝青龍と沖縄」、琉球とモンゴルと大袈裟ではありません。実は大相撲界初の国立大卒・最高齢力士として先年引退した琉大卒の「一の矢」関が、その伝記「土曜に掛けた人生」(ダイヤモンド社)の中で、同じ高砂部屋の先輩として「朝青龍の出会い」を語っておられる。それによると20歳年長の「一の矢」は新弟子合格の朝青龍に挨拶の仕方から日本の歌、果てはパソコン操作の手解きもしたという。そのためか朝清龍は横綱昇進後も序二段の「一の矢」を“さん”付けで呼び、「一の矢」の引退断髪式と結婚披露宴にも参席しています。
因みに「一の矢」(本名・松田)は物理学科卒、その所為もありITにも明るく高砂部屋のWEBマスターとしてホームページを立ち上げ、3日の断髪式もアップしています。
実は私も「一の矢」関の琉大同期の高宮城君から紹介され、琉大同窓会でも何度かお会いしています。3日の断髪式にも出席されることと思います。
それはそれとして種々物議を醸した朝青龍が、今回のイベントスタッフに語ったという次の言葉は印象的。
“10月3日が相撲人生最後の日。運命の日。断髪の日。ほんとうはあと2年相撲をやりたかった。子供の頃からの憧れだった横綱。体も大きくないのに一生懸命やったんだ。俺はやってきたんだ。でも、わがままをやりすぎたかな。まだまだやりたい夢があったのに、後悔先に立たずの言葉が骨身にしみる。日本のみなさん、今まで騒がせてばかりでごめんなさい。だからもう、これが最後の日。ぜひ、見守ってください。日本のみなさん。ありがとう”