これまで眞栄田先輩の著書は何冊か頂き、拝読させて頂きましたが、本書程感激、読了したのは有りません。
明治19年から平成29年までの童謡唱歌、青春歌、演歌、三橋美智也、舟木一夫、石原裕次郎、長淵剛、千昌夫、小林旭、ちあきなおみ、五輪真弓、フランク永井、森進一、中島みゆき、松山千春、美空ひばり等々目くるめく70余曲。単に感想に止まらず、作詞作曲の背景や数々のエピソード連綿調査記述にはさながら私達の戦後史と共に先輩の生涯レビューを観る思い。 70曲の中には勿論、私のカラオケ愛歌も多数ありましたが、分からない曲もあり、YouTubeで検索試聴したりしました。4期先輩の著述乍ら、私自身の生涯回顧でもありました。本書で最も印象に残るのは全てのページに歌手や思い出のスライスな写真映像と自費出版編集印刷の見事さにも魅了されました。猛烈苛烈な元証券ビジネスマンキャリア先輩のこの追想著述リタイヤ・ライフスタイルには我が身を振り返えさせられます。