”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

高杉 良「明日は我が身」徳間書店(読まなかった本)

1900年07月27日 | 「Weekly 読書感想」
 吉村、佐野、高杉と続くと「なんとまあー」と言われそうだがまあご辛抱下さい。
「ミドルへのエール」を標榜するこの人の著作については企業人だから当然「金融腐蝕列島」「呪縛」は言うに及ばず「指名解雇」「あざやかに退任」「局長罷免・通産省」等々人並みに読んだ。
 実は30年位前、以前の勤務先の部下が「課長、明日は我が身ですよ。読んで見たらどうですか」と見せたのが著者を知った最初だった。それは製薬会社のいわゆるプロパーの悲劇を扱ったその名も「明日は我が身」だった。やる気満々の当時の私はその題名とそんな本に引かれるネガティブ・スタンスの部下にもいい気分を持たなかった。当の部下は間もなく退社し転職を繰返したがあまり上手く行っているとは言えない。
 経済小説の祖と言われる城山三郎がこの著者を意識したかどうか「経済は書くが私は個別の企業は書かない」という意味のことをどこかのインタビューで語ったのを覚えている。
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朝吼夕嘆

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