去った2月3日、子会社の㈱メディア21の開設以来20年近く関わりのあった大城洋子さんが急逝された。その数日前、御茶ノ水の「日大病院」にお見舞いした洋子さんの明るい話振り、対応を思うとその訃報には驚きました。
大城さんは今年成人式を迎えたお嬢さんを懐妊、御腹を抱えながら勤務、出産したお嬢さんを抱え、歌舞伎町の「南風」で友人と会食した思い出を先日お見舞いの病室で語りあったばかりです。
脚部の急激な腫れで整形院はじめ3か所の病院に通い、精密検査の紹介を依頼したにも関わらず何処も紹介してくれず、急遽自宅近い「日大病院」に入院、点滴治療を受け、20キロ近くも減量、意識ははっきり回復したにも関わらず手術は難しい手遅れの内臓腫瘍疾患だったようです。
沖縄では名護出身の女性を“ナゴマサー”と称賛しますが、文字通り大城さんはシングルマザーとしてお嬢さんを育て、見舞いに病院を訪ねた私に“重田さん、見て!成人式の娘です”と大学生になったお嬢さんを紹介した気強さです。
文京区春日の興善寺で行われた密葬ではそのお嬢さんが会葬御礼のご挨拶をなさいました。後で知ったのですが私の周りにはこの大城さんの高校同期や知人が沢山おられました。これも大城さんのお人柄、人徳だと思います。
~"昨日は、今帰仁城にてご馳走になった娘の成人式でした。残念ながら振り袖は着せられなかったが、高校の時の同期、親、先生方とドレス?を着て二次会へ…良かった!" ~
これは成人式翌日の 1月14日、お嬢さんの写真添付で私が故・洋子さんから頂いたお嬢さんへの思い溢れる最後のメールです。逝年63歳、洋子さん、安らかに!