琉球「首里城」に至る「綾門大道」沿いに「紅型」を製造、展示するギャラリー「琉染」館をご存知の方は多いと思う。琉球王朝の伝統文化を伝えるこの館、実は京染大家の山岡古都によって、投資設立されたもの。それだけではなく代表取締役として運営しているのも京育ち山岡さんの愛嬢さん、NOP「首里街つくり研究会の」副理事長も務められている。NHK大河ドラマ「琉球の風」や「テンペスト」撮影にも数々協力されている。
先般、首里王朝伝統行事の「おみずとり」神女役を務められる美良樹吟呼さん母娘と支援への御礼かたがた同ギャラリーを訪ねたところ、営業時間外にも拘らず、屋内の紅型製造現場やギャラリーを丁寧に案内、説明して頂いた女性がこれまた四国出身ということにも驚かされました。聞けば、沖縄に見せられ、ボランティアに近いこの案会役に進んで飛び込んだ様です。
サンシン、エイサーに限らず、これら琉球の伝統文化が県外出身愛好家によって保守、育成されている側面をまざまざと認識させられた瞬間でした。