1942年からの72年復帰までの占領・統治サイドからの証言。A4版250Pを越える歴代高等弁務官の写真や演説・挨拶が満載されているのを見ると、ひょっとして著者がその草稿を書いたのではと思わす。戦後沖縄教育又は教職員組合史と言ってもいい程にその面の記述が多い。一貫して流れる「沖縄占領、復帰には多額の米国民の納税が使われている」とのメッセージ。
占領サイドに属する著者だが比較的客観的記述で、キャラウエイ弁務へのネガティブ・コメントと最後の任命首席松岡氏への過剰賞賛には思わず苦笑した。あの「宮森小学飛行機墜落の惨劇」を数行で片付けているのは本書の価値を損なうようで残念。因みに私は安謝中学卒業時、当時の松岡PTA会長から賞状を授与された。
著者の略歴が無いのは本書の大きな欠点だが、最近、川平昭和女子大理事とエグゼカティブ・リンクの宮里社長から聞いた所ではDrワーナーは琉球民政府(USCAR)の教育部長を務め、隻脚ながら大変な居合愛好家で、戦後沖縄剣道界の重鎮・松川久仁男師範に師従したとのこと。その後女医さんと与那原で老後を過ごしておられるのを見ると本当に沖縄を愛しておられるのだろう。
貴重な写真が多数掲載されており、珍しく当時の県内20高校の校章のカラー写真(162P)等もあるが、何故か母校那覇高のは無い。
本書はエグゼカティブ・リンクの発行で、料亭「松乃下」オーナー保坂アイヴォーさんが序文を寄せている。寄贈いただいた宮里由紀子社長に感謝。
占領サイドに属する著者だが比較的客観的記述で、キャラウエイ弁務へのネガティブ・コメントと最後の任命首席松岡氏への過剰賞賛には思わず苦笑した。あの「宮森小学飛行機墜落の惨劇」を数行で片付けているのは本書の価値を損なうようで残念。因みに私は安謝中学卒業時、当時の松岡PTA会長から賞状を授与された。
著者の略歴が無いのは本書の大きな欠点だが、最近、川平昭和女子大理事とエグゼカティブ・リンクの宮里社長から聞いた所ではDrワーナーは琉球民政府(USCAR)の教育部長を務め、隻脚ながら大変な居合愛好家で、戦後沖縄剣道界の重鎮・松川久仁男師範に師従したとのこと。その後女医さんと与那原で老後を過ごしておられるのを見ると本当に沖縄を愛しておられるのだろう。
貴重な写真が多数掲載されており、珍しく当時の県内20高校の校章のカラー写真(162P)等もあるが、何故か母校那覇高のは無い。
本書はエグゼカティブ・リンクの発行で、料亭「松乃下」オーナー保坂アイヴォーさんが序文を寄せている。寄贈いただいた宮里由紀子社長に感謝。