”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「奇妙な快適感覚」

2006年03月30日 | 「頚腕症候治療レポート」
 牽引と鍼灸、投薬と治療を継続しているけど、微かに良くなっているかと思うと急にぶり返したり。そうした際、罹病経験者の“同病相哀れむ”メッセージは随分慰められ、勇気付けられる。こうした私の埒も無いBlogも“何時か将来の疾患者に役立つに違い無い”と妙な使命感が過ぎる。

 間違いなく言えることは寒かったり、疲れたりすると悪化し、自宅コタツで安静していると和らぐ。気長に治療する以外なさそう。
そしてこの所、症状に悩みながらも一種奇妙な快適感覚に襲われる。それは会社はじめ各種会合に遅刻、早退、欠席、やるべき責務をサボっても周りが「大変ですね。無理しないで」と優しい。何より自分自身「これじゃしょうがないだろう」と誰憚ることない楽々、内心の口実反面“苦痛を押してもやるべし”という安価なヒロイズム心。いずれにしろこれはどうもヤバイ。
“どっちでも自己責任、どうぞお好きなように”ですよね皆さん。分かっています!
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福石 忍「与論島移住史」;南方新社

2006年03月28日 | 「Weekly 読書感想」
 私の両親故郷奄美の人々が日本の近代史に翻弄され満州、台湾、沖縄と流浪・移住したのは良く知っていたが、同じ奄美とは言え与論(ユンヌ)の人々が満州から三池炭鉱と集団移住した歴史は知らなかった。それも私達加計呂麻と比べ、終戦時北満奥地で現地民の略奪暴行、同胞自決等で60名弱も殺され、三池では炭鉱争議の渦中で想像を越えた苦難を味わったことを本書で初めて知った。同じ奄美でいながらどうしてこうも過酷さが違ったのか。沖縄の南米移民といい、日本の南島民の近代史はどうしてもかくも過酷なのか。そうか、南島だけでなく東北もこうした悲劇史はあったのか。
 狭隘の加計呂麻島と違い与論は耕作豊かな平島と言うのが私の想いだったが。一つには人口が多く田地が少なかったのか。
平島は温順、高島は寧猛という。八重山と宮古の気質を比べれば成る程とも思うが高級官僚を生んだかと思うと山口組NO2も生んだ徳之島や“警官とヤクザ”という久米島は高島と云えるのか。
 私達奄美本島人から見て、与論、沖永良部は言葉、歌、舞踊からも見て限りなく沖縄だが、彼等はどこによりシンパシーを感じているのだろうか。

 本書は1973年70回に亘り「南日本新聞」論説委員の筆者によって連載されたものだが、そのためか島民に対し微温的・同情的筆致。これだけ歴史的意義のあるルポにも拘らずインタビュー・取材元や参考文献、索引や島の地図が無いのは本当に残念。

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「上部頚椎カイロ治療」

2006年03月26日 | 「頚腕症候治療レポート」
 治癒体験を持つ友人が強く勧めた日本上部頚椎カイロプラクティック協会(http://www.specific.jp/examination/index.html)の永福町オフイスへ半信半疑のまま行った。ここは通常のカイロと違い専ら上部頚椎のアジャストを売物にする。その効果を縷々丁寧な説明を受けた後体温、体形等計測の後寝台に横になって上部頚椎をアジャスト(調整治療)を受け、暫く横になり安静する。保険は利かず診療代1万円。この診療の特徴は “自然治癒力を妨げる”という理由で私が受けていた牽引、鍼灸治療およびホカロンや消炎鎮痛剤の貼付、服用等一切の治療を止める様強く言う。そして、数日は症状が悪化する可能性もあるがその後快癒すると言う。
「もし、そうなら何故学会や研究誌で主張しないのですか」という私の問に「医者は投薬も点数になり、収益に繋がるから」という趣旨の説明だった。その後の効果はよく分からない。なんか悪くなったような気がする。
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「早稲田大学・琉球・沖縄研究所」ご支援への御礼

2006年03月26日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 去った3月11日に発足しました「早稲田大学・琉球・沖縄研究所」には多くの方からご支援頂き、真に有難御座いました。
 これまで沖縄研究に功績のあった法政大学沖縄研等と比較して“国際・学際・若手育成“と標榜するだけに、会場には大田元沖縄県知事・現参議や植木元沖縄担当大臣等当日100人以上の多彩な出席者の中にアメリカやECの若手研究家が見え、琉球沖縄研究が単にアジア・島嶼に限らず、広く国際的になっているのを感じました。
 所長の勝方教授が高校・大学の後輩という理由だけでなく、彼女を影で強力にサポートしているパワフルな沖縄女性に押され、支援委員長という過大な役を背負いましたが皆様のご協力のお陰で、当日、今後の振込みを含め100万円以上の資金を集めることが出来、まずは初期の目的を達成することが出来ました。有難う御座いました。 
 これを元に毎週金曜日の公開講座開設やニュースリース発行、HP作成等合わせて若手研究家の育成を目指すとのことです。ご支援頂いた方には追って研究所の方からも別途礼状お届けさせて頂きます。
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岩盤浴治療

2006年03月21日 | 「頚腕症候治療レポート」
 私より重篤な頚腕症候群に苦しんだ経験を持つ北海道在住のメル友がわざわざネットでお台場の施設を検索し再三、再四行くように薦めた岩盤浴治療。
いまや全ての治療に疑念を抱き“お台場か~!”と迷っていた矢先、なんと自宅から徒歩10分で行ける新規開店チラ紙。
改めて気付いたことだが、岩盤浴は埼玉近隣あちこちにあり、特に女性の痩身美容施設として流行っているらしい。
 さっそく行って見た。開店サービスで入浴料1800円。供されたバスウェアーに着替え、ペットポトルで水分取りつつ、岩盤ベットに伏臥5~10分を2~3回繰返す。たちまち汗が噴出し、ウエアーグッショリしたところでシャワーを浴びて終わる。頚椎ヘルニアが完治する訳ではないが、確かにサウナに数倍する発汗と脱労感があり、体温上昇に伴う麻痺緩和と鎮痛作用があるサウナと違い風呂がなく、岩盤から滲む治癒成分が売り。気長に繰返し自然治癒をサポートする以外ないかと思う。
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 「顧客トップへのご挨拶」

2006年03月20日 | 「美ら島沖縄大使」便り
(Monday Morning Message)

 先週、薬で頚腕症候を鎮めながら当社取引先である2社のトップにご挨拶訪問。
一社は、当社が40名強のメンバーでお手伝いしている大手クレジット会社の運用センター会社の社長就任、もう一社は当社販売製品の監視画像記録システムSECURITY EYEを今日までおよそ50台購入いただいた代理店会長さん。
江東区所在の都銀出身50代の新社長とは業界に入った頃の共通知己、北浦和所在の70代の顧客TOPとは稲門知己とそれぞれ本業以外でも話に花が咲いた。

 それぞれ当社担当部長が同行したが、顧客折衝の任にある社員に常々言っていることですが、客先担当者に適宜「上司が一度ご挨拶伺いと言っていますが」と申し入れる一方、社内では「部長!一度ご挨拶に同行お願いします」と上司に繋ぐことを心掛けて欲しいと。
これは改めて言う程のことではありませんが、顧客の個人的リレーション囲い込みを避け、取引先との組織的コンタクトと顧客情報の共有化、万一のリスクヘッジ等々の事由です。個人的リレーション作りの長けた社員の中には時にこうした例が出てきます。
 私はと言えば、独立以前の勤務先で「部長!社長!一緒に行って下さい」とお願いするだけでなく「先方さんにこう言って下さい」と顧客への挨拶台詞までお願いしてしばしば嫌がられたものです。過度の演出家振りも良し悪しですが。
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『地方の足場がソフト会社の武器』

2006年03月12日 | 「美ら島沖縄大使」便り
日経BP社発行の「日経ソリューションビジネス」06/2/28号の“ITトレンドレポート”欄に当社が表題で掲載されました。以下全文。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060227/230810/)

”需要ひっ迫の影響を真っ向から受けているソフト開発会社にも、新入社員を安定確保している企業がある。共通項は地方に足場を持っていることだ。
 日本アドバンストシステム(東京都品川区、重田辰弥社長)はその典型。重田社長は沖縄出身で、1978年の創業間もない頃から、毎年沖縄の学生を採用してきた。86年には、沖縄出身の社員が地元でも仕事を続けられるよう、沖縄支社を開設している。
 雇用確保に悩む沖縄県の行政や学校関係者にとって、同社の存在は大きい。毎年、有望な学生を紹介してくれる学校もある。同社はクレジットカードなど金融分野の受託ビジネスを手がけるが「厳しい状況下でも、予定を上回る15人を採用できた」と重田社長は語る。その約半数は沖縄の学生だ。
 同社は、沖縄支社を活用した「トロピカル・アウトソーシング」というメニューを用意している。沖縄の人件費や経費の安さを生かし、オフショア開発よりも低リスクで、比較的手低コストの開発を実現するというものだ”
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広津和郎『同時代の作家たち』(岩波書店)

2006年03月12日 | 「Weekly 読書感想」
著者は「松川事件」の弁護評論で有名だが、これまでその作品は一冊も読んでいなかった。本書は機会があったら以前から読みたいと思っていた。先頃、小島正治郎「眼中の人」の読了を期に読み始めた。
小島の「眼中の人」が主に菊池寛や芥川龍之介を書いたの対して、本書は二人以外に宇野浩二や志賀直哉、近松秋江、葛西善蔵ら10人以上の作家について書いている。文字通り「論じている」のではなく「淡々と描写」している。
 それにしても著者の淡々とした性格は別にして、作家はその作品の中であからさまに他の作家を愚弄するなど作家同士はなんと言う嫉妬心が強い人種達かと思う。昔から男の嫉妬は時に女性以上と言われていたが、自らの文才を恃み、競い合う作家同士のそれは異常のに生生しいケースがある。
 面白いのは小島は「眼中の人」の中で広津に触れているが、広津は本書で小島のことを全く触れていない。私にとって小島は慶応で日本文学を講じる教養人ながら強い創作欲を持ちつつ小説作品は目立たない。一方早稲田出で柳浪という作家を父に持つ和郎は重厚な評論家のイメージが強い。とにかく作家は他の作家を書きたがる。
 ただ、作家論を読んで作品を読んだ気だけにはなるまいと思う。了

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「人間ドック」

2006年03月04日 | 「頚腕症候治療レポート」
(頚椎療養レポート9)
 頚椎ヘルニアといっても症状はほぼ半身を被い、一進一退。左手障害でネクタイやワイシャツボタン掛けに四苦八苦、以前の3倍位掛かる。
単に形体機能障害だけでなく、ひよっとして内臓等の疾患・障害が潜んでいるのではないかという多くのアドバイスがあり、例年を2ヶ月早めて先週1泊2日のドックに入り、精密検査を受けて来ました。
 結果、多少の肝機能低下以外は血圧、コレストロール、血沈、体脂肪、全て標準値内で循環、消化系統の異常もないと医者に褒められた。ただ左手の握力は幼児並の一桁値に低下していた。MRI撮影の結果6.7頚椎が狭窄、軟骨が神経に接触していると写真を見ながら説明を受けたが一向に感得出来ない。
 暫く4種の消炎・鎮痛剤を飲みながら牽引と鍼灸、疼痛患部にホカロン貼りつつ気長に療養、様子を見る以外なさそう。間歇的に襲って来る痺れと焼痛に顔を顰めつつ、疾患と仲良く共存する覚悟を決めた。以 上
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梅田望夫「ウェブ進化論」:ちくま新書

2006年03月04日 | 「Weekly 読書感想」
 只今日経発表ベストセラーズNO1。ブログ、RSS、wikipedia、アドセンス、ロングテール、チープ革命とは何か!“ウンウン!そうそう!”と頷きつつあっという間に読了。
 何より全てのデータをネット・Webサーバーサイドの「あちら側」に置いてビジネス展開するニュービジネスモデルがGoogleやアマゾンで、手元のPC・メモリーサイドの「こちら側」に置いてオールドビジネス展開するのがマイクロソフトの概念区分が分かり易く、Web2.0時代とは何かという実相が鮮やかに描かれている。
 ブライアン・アーサー、ファインマン、ムーアー等先学の所論を引用するかと思うと“年上より年下との時間をより多く持つ、転職一度もない限界性、若い内は余り見えない方が良い”と説く新書版ながら当年45歳のこの著者に単なるNET・Webの解説に止まらず、深い歴史認識を背景にした一種の文明論とも言える知性を感じる。
“ネット情報は大半ガセネタ!真のコミュニケーションはNETではなくリアルで!NETオタク!”という類型的切捨論の底に“失うものを持ち過ぎ、新しい物を過小評価するエスタブリッシュメントの通弊”と糾弾する。
 脚注はすべてURLといかにも著書らしい。久し振りにビジネスと同期の書を堪能した。本書はNETをしない人は当然ながら、Blog発信者外には見えない世界が相当にある。
本書を贈ってくれた「WUB東京」Webmasterで友人の高宮城君に大感謝!
 

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「心因説」

2006年03月01日 | 「頚腕症候治療レポート」
 「頚腕レポート」に延べ100通を越える多くの方々から激励やお見舞い頂き有難う御座いました。中でも同種罹病経験者からは拙レポートを越えるボリウムの処方・アドバイスを頂き、その中にフジカルな障害以外に心因ストレス要因の指摘を受けました。
 以下はレビューのためた私の生活スケジュールを書きましたが、生来安請け、八方美人、無責任性情の小生にその自覚は無く、むしろ今後襲って来るジョギング喪失症の方が心配です。と言ってチンタラ週末10キロ弱の小生、デイリー・ジョガーが苦笑するでしょうが。

 月曜朝礼、役員会、経営会議、社員総会等の社内定例会以外に「同業14社長懇談会」「経営協」「IT協」「WUB」他「ニライ会」「三月会」「沖縄フアンクラブ」「同窓幹事会」等沖縄県関連ミーティングがほぼ毎月。それ以外にセミナーや講演、顧客との会食、土曜はボランティア的集会が多く自宅での夕食は週末だけ。日曜はトレーニングセンターと義母の施設介護。夜は社員向けINTRA-NE HPと社外Blog UPコンテンツ作成が定番スケジュール。
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朝吼夕嘆

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