ほぼ毎月曜、NRIからFAXで送られて来るカレントな経済金融レポート。毎週、A版10ページのレポートは多忙な週初めの月曜に読むのは難儀な話しだが、カバンに入れ移動中の電車の中で読み通すように努めて数年、累積数百ページの氏の著書を読んだことになる。
米国代表として日米貿易摩擦の衝に当たった経歴を持つ著者だけに、その視点はアメリカに止まらずEC、中国と広く、お蔭で私の暗い分野に微かな理解力を得た。
特に「合成の誤謬」を背景とする氏の“バランスシート不況論“は財務省の財政健全化政策に拮抗するごとく、積極財政投融資を説く。
ケインジアン対マネタリストという構図でいうとクーはどこに位置するのだろう。その所論はなんだか米国のために日本財政滅亡論のように響くが、もとより私にその真奥が判るはずがない。
いずれにしろ、歯に衣を着せない小泉総理のブレーンとも言える竹中所策批判は、相対的評価への視点が得られ、折に付け日本財政学の泰斗とも云うべき小宮隆太郎理論難詰を読むと「へー、そうなのか」と思う。それにても週レポート、5P位だと読み易く助かるのだが。
米国代表として日米貿易摩擦の衝に当たった経歴を持つ著者だけに、その視点はアメリカに止まらずEC、中国と広く、お蔭で私の暗い分野に微かな理解力を得た。
特に「合成の誤謬」を背景とする氏の“バランスシート不況論“は財務省の財政健全化政策に拮抗するごとく、積極財政投融資を説く。
ケインジアン対マネタリストという構図でいうとクーはどこに位置するのだろう。その所論はなんだか米国のために日本財政滅亡論のように響くが、もとより私にその真奥が判るはずがない。
いずれにしろ、歯に衣を着せない小泉総理のブレーンとも言える竹中所策批判は、相対的評価への視点が得られ、折に付け日本財政学の泰斗とも云うべき小宮隆太郎理論難詰を読むと「へー、そうなのか」と思う。それにても週レポート、5P位だと読み易く助かるのだが。