本日、直腸癌手術後の10回目の化学入院治療を終えました。癌治療には摘出手術以外の化学治療と放射線治療があるようです。 化学療養とは私のようなでレベル4・リンパ切除の患者に対する癌細胞転移防止のための点滴療養です。
今年2月の肛門癌摘出手術後 右胸にCVポートが埋め込に手術を受け、そこから今日まで7カ月に亘り、2週間毎に2泊3日、48時間の入院点滴療養を続けて来ました。点滴液が無くなり、CVポートから針を自分で抜くことが出来れば、2日目には退院帰宅出来すので、看護婦さんからこの抜針方法何度か教えて貰い、帰宅療養ですが点滴液が無くなるまで胸部と繋がったボトルを肩に掛けて終日過ごします。 このボトルをシャツ下にぶら下げて、幾度か都内で行われたイベントに出席して、担当医師と看護婦さんに呆れられました。
抗癌剤点滴化学治療は癌細胞の成長、転移抑制と共に正常細網を弱化させ、脱毛、シャクリ、倦怠等様々な副作用もあります。中でも白血球の低下で免疫抵抗力を劣化させます。このため、毎回の化学療養前に、採血検査を実施し、白血球数値の検査があります。私の場合、これまで2度の低下現象が見られ、点滴治療を2度見送られました。
この化学治療は文部科学省の補助金を受けて帝京大抗癌治療チームが私を含め20名以上の患者に実施している研究実験治療のようです。もちろん、治療実施の前に担当医師から説明があり、協力同意の署名を求められました。この受診を高校同期の流山中央院長の国吉君にセカンドオピニオンとして相談したところ、「大学病院はスタッフと設備も充実しており、先進治療の一環だから」とのアドバイスを受け、同意の署名をしました。それにしても、保険対象ながら毎回5~9万円、月20万以上の治療費負担は大変です。この治療は9月末の11回で終わり、後は月一の検査診療になるようですが「5年以内に移転再発の可能性5割!」と自分に言い聞かせつつ“癌との共生、終活”を過ごす毎日ですが、多くの皆さんのお見舞い、激励重ねて有難うございます。頑張ります!