”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

待望の重田本!(感想書評)

2008年02月12日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)

 

 重田さんといつ子の“共同作業”による労作、沖縄に居て読んでみるとまた一層刺激的です。
 内容前半の大部分については、「編集会議」で折々に伺っていたり、重田さんのブログで読んでいたこともあり、ふむふむと読み進みました。世代のせいかもしれませんが、こうして活字になると読み応えが出るような気がします。特に図表がより説得力を持ちます。蝋山氏のイラスト、実は漫画チックになるのではと若干危惧していたのですが、うまく本文を盛り立てていますね。

  第二部、「生い立ち」と「青春」扁、記憶が生き生きとして、写真が生きていて、興味深かった。
人がどのような生き方をして、どんなバックグランウンドで今ここに在るのか、ということに関心があるので、重田理解がいよいよ深まりました。これまでにも折に触れエピソードを語っておられたので、アハー、なるほどやっぱり、と思ったり.
 

 「三、会社創業」「四、よりよき沖縄ベンチャーのために」の項を読んで、さすが財界人の分析と、改めて重田さんに尊敬の念を抱きました。業界紙に書いた記事で焦点がくっきりしているし、執筆後年を経た記事でも今も十分な説得力があると思います。引用も当を得て分かり易くしているし、重田さんの博覧強記ぶりもよく表出されているし。
 組織論、経営論、リーダーシップとメンバーシップ論、そして沖縄の家族や共同体を重視する価値観と組織・会社の発展的持続との矛盾、などなど。日頃沖縄の経済的低迷を憂えてはいても、感情論を脱し得ない“文学的?”な私としては、大いに啓発されました。
そして個人的な自己分析にも役立ちました。(これまでに重田さんのご指摘も受けてはいますけど!)多くの沖縄のひとたち、若者に読んで欲しいものです。
 そして何より、このような本の構成、目次立て、原稿選び、をしたいつ子の編集力に改めて敬意を表します。饒舌、多岐、後ろを振り返らずひた走る重田原稿の山を整理し、形にしたのですからね。
  

 第一部と第二部が、上記「三」と「四」によって見事に結びつき、明るい本になっているよ。つまり重田キャラが存分に出てるし沖縄へのエールになっていると思う。初期出版意図、見事達成です。連日のように睡眠時間を削って作業していたので、過労を心配していましたが、編集のプロの意地(ふだんも意志が強いけど)をひしひし感じました。結実。
改めて、おめでとうございます。お二人に。 (あとがきに名前を入れて頂き、面はゆし嬉し!)


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「津嘉山徳島大名誉教授」

2008年02月04日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 博士・学位号を持つ私の高校同期は10名を下らない。皆さん、大学教授かお医者さん。しかし、同期総勢150名に達しない中学同期となるとこの津嘉山君だけ。中3、同クラス。双璧とまでは言わないが、理系の津嘉山、文系の重田と言われた?双方家も近く、互いの家にも出入りし家族付き合いの昔馴染。ご両親共に教師で、ことにご尊父は漢文の名物教師だった。
 御覧のように小柄に似合わず、負けず嫌いで強情なところがあった。中学卒業休暇時、もう一人の同期3人で沖縄南部を自転車一周、遅い帰りを心配した彼のお姉さんが夕暮れ自宅近い道路で待っていたのが忘れられない。
 揃って同じ高校に行ったが、私の不得意なベンゼン化学式を面白そうにサッサー操り、呆然とさせたれたものだ。予想通りその道、県費留学生として徳島大化学、院生と進み、教授に栄進、挙句、教え子を娶る。共に長男ながらUターンせず、徳島、埼玉に居を構え、共に異郷女を娶り、異郷に死す予感。
 名誉教授就任後も、自費で学会参加上京時折当社に寄る。白髪の当方に比べ、何時見ても髪ふさふさ、黒々には感嘆!
相変わらず彼の語る化学談義に当方、昔変らぬチンプンカンプンなれど、文字通り“友、遠方より来る。楽しからずや”である。


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「高校後輩21期生にエールを贈る!」

2008年02月03日 | 「美ら島沖縄大使」便り
 先日、霞ヶ関ビル・東海クラブで行われた「関東沖縄経営者協会」「WUB沖縄」「関東沖縄IT協議会」「琉球大学同窓会関東支部」4団体による“在京沖縄企業人・新春の集い”に我が高校後輩、21期生有志参集、大活躍。
 かねてよりキャリア形成に関する論述で活躍、実績のある参加メンバーの一人、内海(旧姓・宮城)琉大就職センター準教授がこの日、わざわざ上京、折から参加の在京県出身学生への就活とキャリア形成支援に激励挨拶。
 いささか長口舌ながら、公務員や教職就職に拘り、キャリア形成に貴重な若い期間をひたすらその受験準備に費やす琉大卒業生を中心にする県内若年者の価値観、態様に憂慮、警告のメッセージ。
 このアカデジムでの活躍に限らず市議立候補、建築デザイン、キルト教室経営、東証一部企業・海外展開担当と21期生の多彩な人材、活躍振りには感服。そういえば県内企業NO1の沖縄電力社長も21期。今、この世代の第一線での活躍、同窓としてエールを送りたい!
            
                      (21期生に囲まれて)
 
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朝吼夕嘆

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