センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

恋する脳!

2007-01-03 00:09:53 | 感覚
ここでは恋する脳を脳科学として捉え、科学的な根拠や見知から話して参ります。
まず、男女の脳の違いからご説明致します。
男性は女性より平均的に50gほど重い。だからと言って脳が優れているわけではない。男性は理論的で「空間認知」に優れ、視覚優位の生き物である。
逆に女性は言語能力に優れ、コミュニケーション能力や観察力に優れている。
これらの違いは、遙か大昔、400万年前頃に遡る。男性は森林や草原で狩りをしながら獲物を歩き求めていた。今いる場所の位置を認識できないと塒に帰ることが出来ない。だから、視覚に優れ、空間認知に優れているのだ。
これら先祖代々から受け継いだ遺伝子プログラム(本能)なのである。
女性は子供を産み育てる為、隣近所と仲良くしなければ成らなかった。
よってコミュニケーション能力に優れ、獲物を料理しなければ成らず、その獲物が食べられるか確認するため「嗅覚」が優れているのだ。
脳の仕組みにもはっきりとその違いはある。大きさ形はほぼ一緒でも、脳細胞の大きな違いがある。
それは、男性は「視床下部」という脳部の細胞が女性の2倍ほど多い。この視床下部は、生命維持の脳と言われ、食欲、性欲などにも関わっており、視覚的興奮も男性に多い傾向である。
女性は「脳梁」という、左脳、右脳をジョイントしている脳部が男性の1.5倍ほどの数百万個もの脳細胞が存在している。
男性は理論的な会話が中心、つまり理屈っぽいなどと表現されるのである。
女性は直感的な言語で話すので、次々に言葉が出てくる。
だから男性陣の多くが女性と口喧嘩しても負けてしまうのはこの脳細胞の数の違いである。
これら脳の違いが、五感の鋭さの違いでもある。男性は視覚に優れており、女性は特に嗅覚に優れ、同時に味覚も優れている。
コートや背広に付いた香水の匂いで浮気がばれたというのも理解できる。
本題に入るが、恋する脳とは、なぜ、ヒトは恋をするのかという事である。
恋の本質は「ヒト(生物)として子孫を残すことであり」より強い相手を選ぶことでもある。
この選ぶ選択は女性にあるのです。女性は子供を産み、育てるという本能があるからです。
現に「恋愛」して失恋しても女性は後を引きずらないが、男性は未練を残し、何時までも記憶している。
これは、男性(オス)は子孫を残すために、多くの相手を求める傾向があり、数少ないと脳が不安を感じるからである。
逆に女性はより遺伝子的に強い相手を慎重に選んでいるからである。
失恋してもすぐに切り替えが出来るのが女性という訳である。
次に「運命の赤い糸」について説明致します。私達は運命的な出会いを体験するとあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。この赤い糸こそ科学的に解説するとHLA遺伝子である。このHLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
つまり、このHLA遺伝子の違った者同士が恋をして産まれた子供の免疫力に関係してくるのです。似通ったHLA遺伝子同士が結婚して産まれた子供は免疫力も弱く、病気に疾患し易いので、この遺伝子の違った者同士が結ばれるように身体の遺伝子システムが私達の脳にプログラミングされているのです。
これが運命の赤い糸なのです。
遺伝子は子孫に残す (両親) の情報を記憶したチップのようなものです。
これらHLA遺伝子をどうしたら感じ取れるのでしょうか? それは嗅覚と深い関わりがあります。先ほどのように女性が嗅覚に優れていると説明しましたが、
つまり、匂いなのです。男性が発する体臭(フェロモン)この体臭が心地よいと感じる感覚こそ、HLA遺伝子を感じる感覚なのである。
HLA遺伝の近い者同士は「生理的に受け付けない」という表現をすることがある。また、恋する女性は「恋のホルモンが多量に分泌」されている。好意を寄せている男性の声を聞いたり、姿を見ただけで「胸がキューン」となったり、「ドキドキ」するのはこの恋のホルモンが分泌され、自律神経に左右しているからである。
また、恋にも「賞味期限的なものがある」。それは、約2年間と言われている。
なぜ、2年かと言うと、恋をするという事は「体力も知力」も使うという言うことである。感情や感覚が不安定になり、脳が疲労感を感じるから、この恋ホルモンの分泌は2年程度で減少してしまう。但し、激しい恋の後には、落ち着いた「愛」に変わるのです。
では、恋する脳は、脳の度の部分で感じ、反応しているのでしょうか、様々な感情や感覚を使って恋をしますが、脳も様々部分が刺激されています。
その中でも特に使われている脳が大脳基底核の尾状核という脳部が特に刺激を受け、活発的に活動していることが最近の研究で解明された。
その実験方法とは、1年未満のカップルに恋心を寄せている男性の写真とそうでない男性の写真を何枚も見せて、MRIで何度も検査、解明したものである。
上記のスライドをご参照下さい。赤く成っているところが「尾状核」です。
ヒトが恋をすると言うことは、記憶とも深い関係あるのです。
恋心を寄せる相手の記憶である。かわいらしい、優しい、格好いいなど沢山の情報が脳に記憶(インプット)されている。これらの記憶が引き出されたときに、合いたい、話がしたいと言う「感情や思い」が強くなり、胸キューンやドキドキなどに繋がるのです。
今現在、失恋をして落ち込んでいる人達が私のブログを読んでいたら、失恋した心(脳)を癒して、解決してくれるのは「次の新しい恋であり、恋愛」なのです。
新たな恋こそ貴方の心(脳)を癒してくれる早道なのです。
また、恋愛中のカップルで「告白できない」上手く行かないというカップルが居るとしたら、来月のバレンタインも近いことですから、私から参考に恋愛の成功術を伝授致します。それは、スリリングな体験をカップルですることである。
お互い、音楽が好きであれば、コンサート会場に行くとか、スポーツが好きであれば、スポーツ観戦、ジェットコースターに一緒に乗ることも良いかもかも知れません。スリリングな体験が恋する脳を刺激し、活性化させます。
その後、バレンタインの日に思い切って「告白」してみて下さい。この間は楽しかった。また、一緒に行きたいと伝えるのです。これで上手く行けば幸です。
上手くいった方はコメント下さいね!
このように恋する脳は科学的にも解明されており、理解することで相手の気持ちや男女の脳の違いから「思いやりや労り」など恋愛には重要であることを提唱いたします。また、私達、ヒトは幾つに成っても「恋することは脳にとって重要課題でもあるのです」。
私達、「ヒトの脳は無限の可能性と無限の神秘性を持っているのです」。
貴方の脳も無限の可能性と神秘性、未来が広がっているのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
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