センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ドーパミンの副作用!

2009-11-23 00:02:50 | 感覚
ドーパミン副作用とは、どのような状態かというと、例えば子供がゲームやテレビの漫画などに夢中になり、興奮し、口から泡を出し、軽い痙攣を起こす。時には倒れて気絶することもある。命に関わることは少ないが、これらの状態を何度も精神的な障害を起こすこともある。
原因は人の脳内物質である、ドーパミン(快感物質)の分泌が大量に放出されることで起こるのです。
子供たちに多いと思われているが、これらの状態が最近、スポーツ界でも起こっている。現在、日本テレビ系列「グラチャンバレー」が放送され、全日本が30年以上メダルから遠ざかっていた。今回の大会はメダルに近いと思われる。期待もしている。
私が全日本バレーボール男子で気になっている選手はゴッツこと石島選手である。彼は、私が以前からバレーボール協会にメールではあるが、指摘し注意を促したことがある。それは、アタックやブロック、サーブなどで決まったときに派手なガッツポーズをし、雄叫びを上げ吠えるのである。
時には、ゴリラのように胸を叩き興奮する。
観衆から見ていると気合いが入って、格好良く見えるだろうが、私からは危険な状態であり、注意を促している。
以前にも、あまりの興奮状態からフルセットの試合で途中で具合が悪くなり、他の選手と交代したことはあまり知られていない。
なぜ、石島選手がケガなどで交代したのではない、興奮のあまりドーパミンの副作用が出たのである。
つまり、ドーパミン副作用によって、彼が顔が赤くなり、脱力感に見舞われ疲れ果ててしまったのである。
体力的には恵まれている選手だけに残念である。それは、興奮のあまり脳内物質のドーパミン物質の異常分泌により、ドーパミン副作用が表れたと予想されるのである。今回の大会も、ドーパミン副作用の原因ではないと思われるが、やはり、不調から途中で他の選手と交代させられたのである。
体力も才能的にも恵まれた選手だけに残念である。私は以前からスポーツ界、特にプロスポーツで、精神的コーチングの重要性を提唱している。
それは、イメージトレーニングだけでなく、脳科学、感覚生理学など応用した指導が必要であるということです。
今回、紹介した石島選手のように恵まれた才能がありながら、生かされていない、活躍出来るのに体調の不安定などによって全日本のエースになれる才能と体力もあるのに勿体ない選手である。
石島選手だけではない、時にはこのドーパミンが良い結果を生むことがある。水泳の北島選手が金メダルをとった時に「超気持ちよい」 と言葉を発したのはまさしく脳内物質のドーパミン「快感物質」の放出である。
このように一時的なドーパミン物質の分泌は良いのだが、何度も分泌され、興奮状態が続くと異常分泌され、副作用から顔が赤くなり、脱力感から時には口から泡を吹いて、痙攣し倒れてしまうこともある。
スポーツ界だけでなく、現在の子供たちや若者達でもこのような状態が現れることが多々ある。だから、スポーツ界では冷静な判断、脳のコントロールなど重要ということである。
特に多いのがゲームに夢中になり、インターネットゲームで夢中になって、対戦相手に負けたときや勝ったときの快感、悔しさなど興奮状態が長引くと危険である。幼い子供たちには、漫画の光りフラッシュ効果などで、視覚的要因でも興奮状態になることが知られている。
だから、現在、テレビで漫画やニュースでもカメラのフラッシュなどが激しいときは、テレッブでテレビから離れるようにとか、注意を促している。
これらから、私はゲーム依存症、過剰興奮状態時の副作用について今後とも警鐘を鳴らしながら提唱して参ります。
少なからず、現在の子供たちや若者たちの多くが、キレやすく、興奮状態が続き、理性の働きが低下し、興奮状態の脳が抑制出来ないのも、脳内物質のバランスの乱れから起こるものです。私共は、今後とも脳内物質、脳内麻薬の研究解明から、異常行動、異常言動などを紹介して参ります。
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