センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

アロマティックドライブとは!

2007-05-29 00:00:16 | 感覚、五感
私は以前から日産自動車にメールでアドバイスをしている。
つまり、外部アドバイザー的役割を担っている。
新型スカイラインのCMの中でマリナーズのイチロー選手が「車の五感を揺さぶる」というコメントも日産本社にコメントを送ったものを参考にしているのである。
また、以前から車内の匂い(臭さ)の低減や雑菌の駆除にアロマオイルや防臭装置(システム)を新型車から装着をオプションでも取り付けることが出来るように成ったのである。
今月には「DUALIS」デュアリスという、2000ccの車が新発売されている。
ムラーノという車が日産自動車で販売されているが、弟分的な車である。
私は24日(木)に千葉の中央店という日産の販売店で試乗してきた。
私の意向が可成り取り入れたようで従来の日産から少し変化が現れている。
私は自動車メーカーには、「ヒトの五感を揺さぶる」車造りが重要であると指摘してきた。
やっと日産自動車など理解を示し、シート地の色や車のカラーなど拘った車が最近、日本車にも増えてきたのは五感という、ヒトの感覚を理解してきた現れでもある。
興味のある方は日産自動車のホームページhttp://www.nissan.co.jp/にアクセスして頂き、「DUALIS」デュアリスのスタイルをご覧下さい。
また、日産のホームページからアフターサービスにマウスを合わせ、表示が変わり、オプショナルパーツ/アクセラリーをクリックして頂き、次にカーケア商品をクリックすると私が日産自動車に以前から提案している「防臭、抗菌」などの空調システムやアロマティックドライブキットが紹介されています。
日産自動車では、室内防臭ロングタイプ、14.200円、アロマテッイクドライブ(アロマオイル)はキットが1本、3000円で販売している。
日産からは6種類のアロマオイルが紹介されている。
ハッピーオレンジ、ミントブリーズ、エナジーレモン、リッチフラワー、
ヒノキリラックス、クリアローズマリー、各種3000円で販売されている。
以前、日本の新型車は独特の匂いが有った。この匂いは男性には新型車の匂いとして良く感じられ、特に女性には不評であり、独特の匂いが有る。
この匂いの素はドアーのゴムパットを接着剤で貼り付けたり、ダッシュボードのプラスチック、内装などの匂いであった。ホルムアルデヒド、アンモニア、メチルメルカプタンメチル、メルカプタンなどの匂い物質が原因でも有ったのだ。最近の新車はあまり匂いもしなくなったし、逆に防臭や抗菌に気を使っているのである。
これらはみな私がメーカーに提案し、改善させたものである。
例えば、狭い車内でタバコを一本吸うと、窓を開けても助手席や後席に居る人までに影響を受けているのである。
また、車内のシート地などや天井に匂い分子が染み込み、時には車内の天井が脂色している車もある。
これらの車に乗り込むとすぐにタバコ臭い匂いがする。
このような車内はまた、夏場などでタバコの匂い以外にも誰も乗っていないのに汗くさい匂いや独特の匂いが出ている。
これらの匂いの原因が「雑菌」である。
私は携帯用のアロマオイルを定期的に車の車内にスプレーしている。
それだけでも、車内の雑菌が40%低減出来るのである。
また、長時間のドライブの運転ミスの削減にも繋がるものである。
昼食後、1時間過ぎた頃の運転は睡魔や怠さが表れ、居眠り運転などに繋がるケースが有る。これらを予防してくれるのが、アロマオイルの成分である。
但し、一日中匂いを発生させても効果は薄くなる。定期的に何度か5分程度良いので匂いを発生させることで嗅覚が刺激されるのである。
これらのシステムを一般のビルの空調にも取り組みが進んでいる。
午前に一度、午後に一度、アロマオイルを発生させることでヒューマンエラーが低減できる可能性は有るのです。
私達の研究では20%もの率でヒューマンエラー(人的ミス)が低減出来たのである。管制塔や医療現場、原発発電所、電車の運転手など人的ミスが命に関わる場所では効果が高いものである。
人的ミスは、ヒトの脳の「思いこみ、聞き違い、言い違い、魔が差した、注意不足、書き込み間違いなど」の意外と単純なミスから大きなミスに繋がっているのである。
では、なぜ、アロマオイルの匂い刺激がこれらヒューマンエラーの低減が出来るかというと、脳の疲れと深い関係にある。
ヒトの脳が疲れたと感じた場合、ある脳部が逆に活発に働く脳部が有る。
この脳部こそ「前頭眼窩野」という、目の奥当たれに位置している脳部で、長時間の作業やチェックなど行っていると脳が疲れる。これらの疲れをコントロールしているのである。
脳が疲れて、それでも無理をして続けると前頭眼窩野までもが疲れ、働きが鈍くなる。脳の疲れをコントロール出来ず、益々脳が酸素不足に陥るのである。
そして、アクビや肩こりなど症状が出て、眠気、怠さなどに繋がるのである。
これらを改善、予防してくれるのが「嗅覚」刺激である。
アロマオイルの匂い刺激が、鼻から入り、嗅覚細胞を介して脳に送られ、前頭葉の五感を統合している脳部に刺激情報が判断され、統合されることで、前頭眼窩野も活性化するのである。
この前頭眼窩野は25歳頃から衰え始めるのだが、現在は子供の頃から衰えている。
この前頭眼窩野を鍛錬する方法は、ヒトの顔の表情や仕草を読み取る「洞察力」ヒトの顔と顔を合わせたコミュニケーションすることで鍛錬されるのである。
ところが、現在の子供達や若者達は携帯電話やインターネットでの画面を眺めるコミュニケーションを取っている。ここに問題が有るのです。
つまり、五感は偏り、刺激されず、脳も活性化しない。よって前頭葉(ヒトが人らしい、判断、決定、行動)を起こす脳部が衰えるのである。
だから、正しい判断、決定(理性)、行動など正常に働かないと、異常行動、犯罪行為などに繋がるのである。
ましてや車の運転などヒトの命に関わることが多いので、事故防止、人身事故防止に少しでも役立てばと願っている。
今後とも私共は、日本の産業界、世界にも目を向け、ヒトの五感、感覚、脳の重要性を提唱し、商品化、開発、創造性、アイデアなどの提案、提言をして参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





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