スイカはグリーン

2006-04-11 21:05:46 | マーケティング
b6faa407.jpg個人的事情で、東京の周辺部を行ったり来たり、行ったままになったり、ウロウロしている。不確実ではあるが約1ヶ月はこんなことを続けることになるのだろうが、まだ不規則生活は始まったばかり。体力には別に不安はないものの、今後のことも考え、移動には特急電車やグリーン車、さらにタクシーとか多用パターンになっている。地方都市の生活はクルマがないと不便だが、よそ者が無理矢理クルマを持ち込むと、それが逆に足手まといになりフットワークが悪くなる。タクシーか、運がいいとバスになる。千円札の20枚綴りの回数券のようなものが必要だ。

先日も、深夜にA市から東京駅を経由して横浜へ向かうのにJR線だったのだが、グリーン車を使うことにする。偶然にもたまに愛読するisologueさん 3月24日号でグリーン券の買い方が紹介されていて、熟読していたので助かった。以前のように駅ホーム上のグリーン券自販機で買うのは中止になっていた。方法は主に3種類。

1.電車の中で現金買い。欠点は、「高い」「SUICAを持ってないケチな奴と思われる」。
2.ホーム上のSUICAグリーン券チャージ機を使う。利点は250円安い(1000→750)。
3.モバイルSUICAで、乗ってから買う。利点は、電車に飛び乗れるし250円安い。

磯崎先生は3を選んで、DOCOMOを5分間操って購入成功。私は2でカードにチャージ。好き好き。

そして、空席ばかりの座席の一角に座り、天井のSUICAマークにカードをくっつけると、赤ランプが緑ランプに変わる。あとは眠るだけ。車内の検札は緑の人には声をかけない。若い女性アテンダントなので声を掛けられないのも寂しいというのが欠点かな。普通車の検札は男で、グリーン車の検札が女というのは、グリーン車には、色々ごたくをならべて因縁をつけるような人間はいない、とJRが判断しているのだろうが、実際にはグリーン車に乗っている人間の方が悪人比率が高いような気がする。運賃にクレームをつけたりしないだけだろう。

そんなことを考えているうちに、眠り込む。起きたのは、東京駅で車内清掃をしているオジサマから。「お客さん、終点です。」肩を叩くのは女性アテンダントではなかったのだろうか?あわてて、横浜方面の電車に乗り、SUICAをグリーン車の天井にタッチするが、今度は、一瞬、緑に変わったと思いきやすぐに赤に戻る。しょうがなく色々と説明書を読むと、「購入区間内で列車や座席を乗り換える時」という特殊操作が必要であった。降りる前に、前の電車で一回天井にタッチすればいいということ。つまり、車内清掃員に寝込みを襲われて、逃げ出す前に、SUICA操作が必要だったのだ。

まあ、おかげで女性アテンダントと無料でお話しすることができたわけ。

そして、当たり前の話ではあるが、グリーン車の最大の欠陥は、いくら追加料金を払っても、電車自体が早く到着するわけではない、ということなのだ。ヤレヤレ。と村上春樹風に。


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