苫小牧のイルカ

2015-05-20 00:00:41 | たび
苫小牧は北海道の海の玄関だ、と書くと、いかにも北海道は本州(あるいはナイチ)の植民地みたいな表現で心苦しいのだが、実際、オホーツク側の小樽は港が小さい。石原一家の父(というか祖父というか)が日本郵船にいた頃は民間の大型船はなかった。また石狩湾にも大型港湾ができているが、冬季の時化(しけ)の際は不良港となってしまう。

ということで、やはり海の玄関ということになるのだろう。

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沖合を定期フェリーが入港に向けて航走してきた。20ノット(時速37キロ)程度の速力のように見える。

海はもちろん綺麗なのだが、イルカが何頭か浮かんでは沈んでを繰り返していて、なんでこんな陸に近く浅い所にいるのだろうかと、ふと「?マーク」が頭の中をよぎる。さらにイルカの尾びれにしては黒過ぎるような気がして、目を凝らして見ると、人間だった。何か海底の方から採ってきて、海面に浮かべてあるザル状の中に収穫物を入れているように見える。それも何頭も(いや何人も)いる。

つまり、ミ・ツ・リ・ョ・ウ?

しかもよく考えると、私の立っている場所の近くに、クルマが何台も止まっていて、中に人がいる気配が・・

数日前の地元のニュースで、海岸を散歩中の人が、白骨死体を見つけたことが書かれていた。

そして、目撃者は、震えの止まらなくなった足で現場をそっと後にしたわけだ。


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