007 第10作、第11作

2015-05-25 00:00:29 | 映画・演劇・Video
テレ東系のBSジャパンの007シリーズの連続放送だが、着々と月2本ずつ進んでいる。といっても第5作を飛ばして放送している謎はある。そろそろ第5作を何らかの方法で観ることができるのかどうか確認しなければならないかもしれない。

まず、第10作「私を愛したスパイ」。
英国の原子力潜水艦が行方をくらます。潜水艦ジャックだ。(もっとも、英国人の母国であるノルウェイの北まで行ってソ連に対してのスパイ行動をとっているのだから、捕まってもしかたない。)しかし、同時にソ連の原潜も行方がわからなくなる。

そして、どちらの国のスパイも捜査線上に浮かんだ怪しい国、エジプトに向かうが、そこではすでに、英国の高官とソ連の高官が、共同作戦を実行しようということに決まっていた。

ソ連と英国(米国)とを同時に敵としていたのはC国だが、まだ、原潜ジャックの実力はない。

そして、ストーリーは、その首謀者の原潜捕獲方法とその目的といういつもの荒唐無稽な展開と、もう一つはジェームズ・ボンドと手を組むソ連の女性スパイの関係。敵であり味方である。

さらに、今回登場する悪役が悪役史上に残る「ジョーズ」。サメを鉄製の牙でかみ殺す。次の第11作にも登場。役者の方は2M18CMの巨大男。バスケットの選手だったらしい。昨年(2014年)9月に74歳でご他界。

そして潜水艇にも変身する自動車が登場。なんとなく007に登場した荒唐無稽な小道具だが、数十年後に実用化されることが、ちょっとこわい。というか、新製品を開発する人は007映画を観て影響されているのだろうか。

そして、盗まれた原潜から米ソ両超大国の都市に向かって核兵器(水爆)が発射される数秒前に着弾目標が変更となる。それぞれの原潜に向かって核兵器が発射される。

007シリーズで最初に核兵器がさく裂した。世界の大部分の人は、米ソの都市が狙われたと思わず、最初から原潜に向かって発射されたと思うだろう。10年は海の魚が食えなくなった。

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次に第11作『ムーンレイカー』。よく考えると第10作と似ているような気がする。

荒唐無稽であることとか、二国間でスパイが協力すること。(今度は米英協力)

最初にスペースシャトルが奪われる。そして、宇宙の果てから、ブラジル奥地で見つけた猛毒植物から抽出した毒ガス兵器を地球に向かって発射。

レーダーにとらえられない謎の宇宙ステーションの中で、レーザー銃で打ち合い。あぶないじゃないか、暴れるのは表でやってくれ、ということで、宇宙ステーションの外で撃合い。撃たれた方は、グッバイになり宇宙空間を漂う。いずれ化石になって人間型隕石として地上に落ちるだろう。

監督のせいもあるのだろうが、ユーモアが過ぎて、恐怖感を感じるシーンが少ないような気がする。


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