江の島水族館とウミガメの話

2016-04-10 00:00:36 | 美術館・博物館・工芸品
先日、鎌倉に行った時に、江の島水族館に行った。鎌倉には人口に対して、アミューズメントが多すぎる。おカネと時間を持て余した人には天国なのだが、おカネと時間はなかなか両立しないものだ。

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大水槽ではイワシやアジが泳いでいてサメやエイも一緒だ。毎日、何匹かのイワシがサメに食われるのだろうが、お構いなしだ。

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人気があるのが「くらげ」。世界には多数のくらげがいるようだ。色は美しい。よく目立つ。わざわざカロリーのないクラゲを探して食べようという動物がいないのだろう。中華料理ぐらいかな。

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山形県に有名なクラゲ専門の水族館があるはずだ。いずれ行くかもしれないが、おカネと時間に余裕がない。


そして、ウミガメ。どこの水族館でも人気者だ。同じ爬虫類といっても、ヘビ、トカゲ、ワニと並べてみると、ウミガメがもっとも人間的に言うと美しいのではないだろうか。

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浦島太郎の物語では、酒池肉林に釣られて釣竿を捨てて亀の背中に乗った漁業従業者が、遊び疲れて帰国すると、すでに長い年月が経過していて、知人、親類など一人もいないわけで慟哭の涙を流すのだが、・・

確かに亀はウミガメといっても海中で呼吸するわけではないので、カメの甲羅につかまっていれば、竜宮城ではなく、どこかの無人島に到着することはありそうだ。そこで、帰国すべく散々努力するが、なかなか帰れずに、ついに何らかのチャンスを得て帰国したところ、そこには誰もいなくなっていたというようなことはありそうだ。

思えば、元寇のときには九州北部の島々が襲われ皆殺しにされている。亀の背で漂流して無人島にいた間に、もとの島や漁村が元と高句麗の連合軍に蹂躙されて、全滅した、ということがあったかもしれない。浦島という名前だってそういう感じがする。


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