サーターアンダギー×2

2019-11-22 00:00:16 | あじ
首里城が炎上した一週間ほど前に、知人が二組、まったく関係なく沖縄に行っていた。旅行組と、仕事組。わたしも2回沖縄に行っているが、一回は旅行。もう一回は、仕事という名目の旅行。

そして、お土産のサーターアンダギーを一日違いで二ついただくことになる。そして、ちびちびと食べている間に、火災が発生。

こどもの頃に、禅宗の坊様より「形あるものは、いつか滅びる」とその後の私の人生を決定するような言葉をいただいていたので、悲しむよりも「ずいぶん早く滅びたものだ」と思ったのだが、想像通り、「すぐに再建する」と言い出す人がたくさんいて、「結構、旧守的な人が多いな」と感じた。大震災からの復旧でも、「元の通りがいい」という人と「別なものでもいい」という人がいる。難しいものだ。市民に愛される城というと大坂城が一番だろうが、実は元の城をよく調べずに作っている。



ところで、サーターアンダギーだが、サータ=砂糖、アンダギー=油で揚げたものという意味らしい。つまり日本語だ。実際には小麦粉と黒糖を混ぜて揚げるそうで、家庭で作るなら黒糖とホットケーキミックスを捏ねればいいらしい。ドーナツのようなものだが、ドーナツより好きだ(というか市販のドーナツチェーンのものは、機械で作った感が強く、人間が作った感じがない。格安回転寿司チェーンみたいなものだろうか。(といっても那覇空港で販売されているものは手作りではないと思うが)

通常のサーターアンダギーの方は、一粒が鶏の唐揚げサイズ。



そして、もう一つの方は、創作菓子だろう。ドーナツの切り抜いた生地位の大きさだが、そもそもドーナツじゃないので単体で小さくしたのだろう。一口で食べられる。商品名は、ちっぴるー。小さいという意味だろう。ちなみに本土では「チビ」は差別用語として使用禁止だ。このサーターアンダギーには黒糖だけではなくピーナッツが入っている。これはこれで美味しいのだが、いくら黒糖が健康にいいと言っても、好きなだけ食べていたら尿から糖が検出されるかもしれない。


もっとも二袋がなくなった段階で、食べ納めになったわけだ。といっても横浜でも沖縄特産品を売っているところは知っているのだが。自重。自重。