平成コインと令和コイン

2019-11-14 00:00:06 | 市民A
造幣局の仕事は、6種類のコインを、規定通りに作ることなのだが、実際にはコインというのは造幣局が作るのではなく、民間の(もちろん大企業)会社が刻印前の金属のコインを既定通り作って、厳重な管理と輸送によって造幣局に持ち込み最終段階のデザインを刻印する。刻印前だって、たぶん自販機では使えるような気がするが、といってもその犯罪は、かなり割が合わない。

もとより、一円玉をトンカチで叩いてどれだけ薄く広くすることができるかを実験するだけで、違法行為らしい。貨幣損傷等取締法違反。1年以下の懲役または罰金20万円。実際は500円玉よりかなり大きくできるし、最後は紙のようになって、縁がパリっと割れる。小学生の時に担任の教員からこっぴどく怒られた。(他のコインは固いからやめた方がいい。手が痛いだけだから。)



そして、少し前に、記念硬貨として平成31年の6種類の硬貨セット、約2000円を購入したのだが、次に令和元年硬貨6枚セットも購入。台紙の色が緑からピンクに変わった。緑というのはちょっと凶事を思わせる色なので、やはりピンクとセットがいい。ところで6種類の硬貨といえば、六文銭をイメージするので、中央に七枚目の謎のメダルが配置されているのだろう。都市伝説の一つに、常に6枚以上の硬貨を持っていないと、突然の不幸に襲われた時に、三途の川を渡れないというのがある。常に666円を用意しておかないといけない。

話を戻すと、この記念硬貨だが通常の硬貨と違う点は、完成品を念入りに磨いてあるそうだ。毎年一回は磨き直す必要があるだろう。歯ブラシと歯磨きでいいだろうか。

ところで、この硬貨セットだが、市場価格が購入原価を超えることはあるだろうか。たぶん、原価超えは次の元号に変わった時だろうが、それを期待してはいけないのは言うまでもない。そもそも次は誰なのだろう。