南京町で食べ歩き

2017-07-14 12:47:34 | たび
神戸中華街は、南京町と呼ばれる。横浜中華街ではそういう呼び方をしないのだが、神戸に来た中国人の全員が南京市出身じゃないだろうにどうしたものなのだろう。

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もともと中国人が神戸に住み始めたのは明治の初年の頃からだそうだが、当時は清とは通商条約がなく、外国人居留地には住めず、今の場所(当時の神戸の西端)に住み始めたそうだ。横浜中華街との差は、神戸中華街の場合、店主の多くは別の場所に住んでいて、営業時間に合わせて通ってくる人が多いそうだ。横浜の場合は、店に住んでいる人が多いらしい(このあたり、他人から聞いた話なので、保証はできないが)。

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最近は横浜中華街も神戸のマネをしたのか、店頭で肉まんとか春巻きとか売り始めたが、食べ歩き文化は神戸の方が先だった。ところが、以前の神戸中華街は、食べ終わったゴミは広場にいってゴミ箱に捨てることになっていたが、現在は、ゴミは購入店で引き取ることになったため、食べながら歩くと、ゴミをもって戻ってこなければならないので、結果として歩かないで店の前、あるいは中で食べることになった。

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手帳を見ると、食べたものは4品で、『北京ダック500円』『豚角煮バーガー200円』『海老ダンゴ200円』『豚角煮ラーメン300円』となっている。撮影したのは『豚角煮ラーメン』。これだけはテーブルで食べたためで、カバンを肩にかけて料理の皿を片手で持って、もう一つの手で料理を食べると、撮影するべき第三の手が足りないわけだ。個人的には、北京ダックと海老ダンゴは多くの店で売られていて、とても美味しい。

横浜中華街で流行中の「焼き小籠包」は、神戸には感染していないようだ。あるいは既に絶滅したのか?