布引ダムまで足を伸ばす

2017-07-11 00:00:42 | たび
布引の滝からさらに山奥に足を伸ばすと、布引ダムに行けることになっている。地図は平面的なので、実際に行くと急坂だったりすることもあるが、とにかく前に進むことにする。

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そしてすぐに表れたのが、「猿のかずら橋」。橋を渡るのに一抹の不安を感じたので、渡らない。目的地も違う。元々は山の住人の猿のための橋だったのかもしれない。

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そして五本松の滝に到着する。ここは一転して、大きな滝壺がある。ミステリードラマなら間違いなく滝壺から仏様が登場するはず。目を凝らして探したが、水中には何も見えない。兵庫県警の出番はない。落ち着いて暴力団抗争事件の解明に着手するだろう。

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そしてついにダムが目前に現れる。1900年に完成したそうだ。コンクリート製。今でも神戸の水瓶になっている。米朝戦争が始まれば、工作員が日本のダムに毒薬を放りこむとも言われている。

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ダムの先、つまり人口湖のほとりを歩いてみたが良いことは何もなかった。地図ではロープウェーの駅が近いようになっていたが、標高差を肉眼で確認すると、とうてい行けそうもないというか今日一日の体力を午前中に使い切ることになるので、あっさりあきらめて元の道を下ることにする。

なお、このダムの水源は六甲山中にある獺(かわうそ)池だが、獺はいない。日本各地に獺池という地名はあるが、1979年に四国で目撃されたのを最後に絶滅したと想像されている。さぞ無念だろう。