「夏祭り!にっぽんの歌」公開収録へ

2017-07-20 00:00:33 | マーケティング
中野サンプラザで公開収録が行われたテレビ東京系「夏祭り!にっぽんの歌」の公開収録に行った。株主招待券だが、どうせなら現在進行形の歌手の出る「テレ東音楽祭」に招待してもらいたいところだ。「夏祭り!」は、ほとんどの歌手は、現在進行形ではなく、過去完了形に近い人が多い。さらにいうと、オリジナルの歌手が冥界入りしたため、代打出場歌手が代わりに歌ったりする。

もっとも、若い時の誰でも知っているヒット曲を、うまく歌えず苦労しているのを見るのも心苦しい。例えば千昌夫氏の「星影のワルツ」とか。歌手の話から先にすると、最長老がジェリー藤尾氏。自宅が近く、散歩する姿をよくみかける。もう声が出ないような状態だが、主にトークだ。両親が日本人と英国人。生まれは上海。法律が変わって国籍が変わったそうだ。

(民進党内部で蓮舫氏の二重国籍問題が内輪もめのネタに使われているが、本来、個人の人権なんて国家によってすぐに捻じ曲げられるもの。特に国家基盤の弱い国の国民なんて、いつ無国籍人になってしまうかわからないわけだ。弱い人の立場でものを考えられない人が民進党に多いということなのだろう。あるいは平和ボケ。また、仮に北方領土問題が進展したら、今、そこに住んでいるロシア国民には、日露両国の国籍を持たせるしかないのではないだろうか。)

特に朝鮮戦争当時、米軍キャンプで歌っていたそうだ。半年前にNHKホールで伊東ゆかり氏も同様のことを言っていた。

そして、放送されるのが8月12日ということで、坂本九氏の命日でもあり、思い出トークがあり、遺された名曲を合唱したりということになるのだが、その時のために呼ばれたと思われる現役歌手の氷川きよし氏の声が全音量の1/2位目立って聞こえるわけだ。

そして、小林幸子氏は紅白歌合戦で、超豪華電飾衣装というような色物出演を続けていたのだろうが、氷川きよしを除けば他のベテラン歌手(含む美川憲一)よりも圧倒的に歌唱力があるし、1964年の東京オリンピックの年に発表されたデビュー作『ウソツキ鴎』の熱唱を聞くと、まったく現代的な曲に聞こえるわけだ。

そして、オリンピックといえば、すでにテレ東の人たちの頭の中はすっかり東京五輪になってしまっていることがよくわかった。

テレ東といえば、類を見ないほど奇妙な番組作りで有名だが、公開収録にしても通しで収録するために、CMタイムの3分間が舞台の模様替えの時間となり、その間、アナウンサー(元NHKの宮本アナともやもやサマーズの福田アナ)が、雑談をして間を持たすわけだ。ローコスト制作なのだろう。そもそも中野サンプラザの建物の老朽化も末期的だし。

そして、生放送ではないことの余禄があった。ある女性歌手が同じ曲を2回歌うことになったわけだ。理由は、一回目に歌詞を飛ばすという失敗を演じたからなのだが、本来は歌う前に5回ほどお辞儀をしたい気持ちなのだろうが、そうはいかないわけだ。本放送で、いきなり5回もお辞儀をする歌手がいるわけはないからだ。そして、この事実は、「秘密にしてほしい」とアナウンサーから口止めされたのだが、もとより守秘義務契約に署名した記憶はないのだし、良くある話ではないだろうか。

さらに、テレ東という不思議なテレビ局の話をもう少し書いてみたいのだが、文字数の関係で、来週に回す(というか、まだ書いてないし)。