感動のない巨峰ソフト

2017-07-21 00:00:12 | あじ
前書き
まず、本日の記事だが2週間ほど前に書いたのだが、公開するのが後回しになってしまって、その間に「巨峰ソフト」の販売が終了してしまったのだ。巨峰の季節はこれからだというのに、困ったものだ。それに書いてしまったものを捨てるのも気が進まないこともあるので、ある意味、販売が終わった原因にも触れるような内容なので、あえてこの前書きを追加して公開してみる。

本文
ミニストップが近くに二軒もあるので、よく使っているが、イオン銀行とLoppiがあることもその一員。Loppiはローソンにしかないものと思っていたら、イオン系列のミニストップに登場したのでかなり驚いたのだが、ローソンとミニストップが統合するという噂が流れたまま、まだ否定されていないようなのでどうなるのだろう。ミニストップをあえて利用している顧客には、何か理由があるはずで、それを解明しないまま、安易にローソンへプレゼントしても1+1=1.5ということになるのではないだろうか。ファミマ、サークルKとは異なる結果になるような気がする。

もともとイオンのやり方もよくわからず、前にいた岡山県にはイオン系列のスーパーは大量にあるのに、ミニストップは1軒もないし、横浜の北側にはイオンはないのにミニストップが多い。イオン銀行は預金金利を引き上げて集客するが、東京駅や羽田、成田といった重要ポイントには店舗がほとんどない(ゆうちょバンクのATMが利用できるのだが)。

それで、ミニストップの最大の特徴はイートインの場所があること。今頃になってローソンやファミマがイートインを始めているのだから先見の明があったはずなのに、客単価が低い理由にイートインが邪魔と分析していたはずだ。(セブンも沖縄でイートインを始めるようだ)

kyohosoft


それで、イートインをもっとも有効に使えるのが、夏のスイートで、かなりの名作を生んでいる。ということで、今年のオシは「巨峰ソフト」ということで、イオン及びイオンリートの株主として味を確認してみる。

まず、「?」と思ったのが価格。220円ということだが、普通のソフトと同じだ。安いのはいいとはいえ、単価に差をつけないというのは、逆に顧客に「?」感を与える。5円でも高くしないと、顧客はこの商品に付加価値を期待しないものだ。

そして、色。薄紫。季節柄、アジサイの色ともいえるが、紫とか青系の色は、食べ物には向かない。黄色や赤、茶色と言ったところが食欲に繋がる。それに巨峰を食べるときは果皮をむくだろう。中身は紫じゃない。そもそもブドウの果実は紫ではなく透明なのだ。皮ごと潰すから赤ワインは赤紫のわけだ。

そして、巨峰ソフトが売り出された時期にはまだ巨峰は出荷されていないのだから、誰でも「去年のブドウのジュース」を使っているのだろうと推測するわけだ。


そして、口にするとわかるのだが、ソフトじゃない。ザラザラと氷粒の感触がある。しかも味も甘くない。それほど甘いものを期待しているわけじゃないが、巨峰は甘いわけだ。つまり巨峰の味とは言い切れない。舌感がザラザラしているため、溶けたカキ氷みたいな味だ。

皮をむいた複数の巨峰の粒の上にソフトクリームをのせて提供すれば、巨峰ソフトという名前に信憑性が高まるだろう。が、誰が巨峰の皮をむくべきかという問題が残る。指が紫になるわけだ。